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モータースポーツ

「アルファタウリのピークは2021年」と専門メディアがネガティブ予想…角田裕毅、ガスリーについては!?

THE DIGEST編集部

2022.01.28

昨シーズンは142ポイントを獲得して6位進出を果たしたアルファタウリ。今季は5位以上を狙う。(C)Getty Images

昨シーズンは142ポイントを獲得して6位進出を果たしたアルファタウリ。今季は5位以上を狙う。(C)Getty Images

 1月25日からイタリア・イモラで今年初のプライベートテストをスタートさせ、2022年型マシンのお披露目が2月14日と発表されるなど、スクーデリア・アルファタウリの新シーズンに向けて動きが活発化してきた。

【動画】自己最高の4位フィニッシュを飾った角田裕毅のオンボードカメラ映像

 昨季はチーム史上最高の成績(142ポイント獲得)を挙げたイタリア・ファエンツァのチームは、新レギュレーションが施行される今季、さらなる躍進を遂げて、昨季惜しくも逃したコンストラクターズランキング5位を達成しようと、意気込みは十分である。

 そんなアルファタウリの新シーズンを、オランダのF1専門メディア『F1MAXIMAAL.NL』が展望。「経験豊富でドライバーを正しい方向に導くことができるフランツ・トスト代表と信頼できるテクニカルディレクターのジョディ・エギントンという、しっかりしたトップを擁したチーム」として、昨季はほとんど自チームで開発した車でチャンピオンシップの6位につけたことを高く評価した。
 
 そんなチームの2022年の強みとしては、昨季に安定したパフォーマンスでドライバーランキングの9位に浮上したピエール・ガスリーの存在を「切り札」として挙げ、「その将来がどうなるかまだはっきりしないが、少なくともアルファタウリはもう1年、彼のドライビングスキルを楽しむことができる」と綴って、昨季の68%もの高い得点率を「フェラーリ、マクラーレン、アルピーヌと戦うドライバーにとっての誇れる結果」と称賛している。

 一方、キャリア2年目の角田裕毅については、「昨季、ガスリーが自身の車のポテンシャルを最大限に活用したのに対し、日本人ドライバーがそうするのを目にすることはできなかった。今季、ガスリーとのギャップを縮めることはできても、打ち負かすことは難しいだろう。彼が正しいフォームを見つけられなければ、2022年がF1での最後の年となっても、何の驚きもない」と厳しい展望を示した。

 しかし、続けて「彼は昨季の最終戦アブダビ・グランプリで自信を得たようで、それはシーズン開幕前の合同テストで見せたものと同じだった。彼が新シーズンにこれを維持し、野心的な行動を抑えることができれば、ガスリーを追い詰めることができるかもしれない。全てのセッションでツノダがチームメイトを上回ったアブダビGPで、ガスリーは冷静さを欠き、感情的に振る舞い、2019年のレッドブル時代と同じ状況に陥った。ツノダが正しい行動をとれば、再びこれが起こるかもしれない」と、日本人にも勝機があると指摘している。
 

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