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世界が注目した高梨沙羅は4位に涙。1本目の出遅れが痛手に「想定外」の結末【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.06

平昌の銅メダルを上回る結果を期待された高梨は4位で終わった。(C)Getty Images

平昌の銅メダルを上回る結果を期待された高梨は4位で終わった。(C)Getty Images

 2月5日、スキージャンプ女子個人ノーマルヒルの決勝が、張家口国家スキージャンプセンター(ヒルサイズ=106メートル、K点=95メートル)にて開催され、高梨沙羅(クラレ)はメダル候補と目されながらも、4位で表彰台を逃した。

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 踏み切りのタイミングが遅れ98.5メートルで5位と出遅れた25歳。巻き返しを誓った2回目は風を上手く掴み100メートルを記録した。速報を打っていたイタリアメディア『OA sport』は、「日本のタカナシは100メートルで着地し明確にテレマークを入れ、224.1点だ」、ドイツ紙『Frankfurter Rundschau』は「100メートル越えのジャンプで、競争を激化した」とそれぞれが伝えた。
 
 W杯では男女歴代最多となる61勝、表彰台記録110度と偉業を成し遂げ、注目を集めていた日本のエース。米国メディア『NBC10 Philadelphia』は、「サラ・タカナシは想定外なことにメダルを逃した」と驚きをもって報じ、「ジャンプ後にスキー板を脱いだ時には涙を流した」と情景を描写している。

 ソチ大会4位、平昌大会3位で迎えた3回目の五輪に臨んだ高梨は、試合後には「この4年間でたくさんの方々に支えて頂いて、そのサポートのおかげでジャンプをすることが出来たので、結果を出すことが出来ず本当に申し訳ない気持ち」と悔やんだ。

 残すは7日の混合団体戦。この悔しさをバネにさらなるビッグジャンプを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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