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女子モーグルの17歳川村あんり、日本女子最年少メダルを狙うも5位に。「諦めない姿が皆さんに伝わればいいな」と涙【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.06

17歳で冬季五輪の日本女子最年少メダル獲得を狙っていた川村あんり。(C)Getty Imaes

17歳で冬季五輪の日本女子最年少メダル獲得を狙っていた川村あんり。(C)Getty Imaes

 2月6日、北京五輪のフリースタイルスキー女子モーグルの決勝が行なわれ、川村あんり(日体大桜華高)が、惜しくもメダルを逃し5位となった。

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 ビブスの番号「1」はワールドカップのポイント1位を意味し、堂々のメダル候補。冬季五輪で17歳でメダルを獲得すれば、2010年バンクーバー大会で19歳で銀メダルを獲得したフィギュアスケートの浅田真央さんを抜き、日本女子最年少記録となる。

 3日前の予選1回目で、76.36点の5位で決勝進出を決めていた川村。決勝1回目からエアもターンもきれいに決めてガッツポーズ。80.72点を叩き出し2位で通過した。決勝2回目でも、見事な滑りを披露し78.84点の3位で決勝3回目に進出を決めた。

 メダルがかかった3回目では、エアも磨いてきたターンも見せたが、思ったほどスコアが伸びず77.12で5位に終わった。

 川村は「メダルを取れなくて申し訳ない気持ちで一杯ですが、ここまで頑張ってきましたし、諦めない姿が皆さんに伝わればいいなと思います。攻めて滑ろうと思っていましたし、楽しもうという気持ちで臨めました」と涙ながらに、応援してくれた人たちへの感謝の気落ちを述べていた。
 
 川村は、15歳で初めて出場したワールドカップ(W杯)でいきなり2位に入り、上村愛子さんを上回るデビュー戦での日本女子最高成績を記録。昨季はW杯総合2位、今季はW杯初勝利を含む3勝を挙げ、五輪に臨んでいた。

 女子モーグルの結果は、ジャカラ・アンソニー(オーストラリア)が83.09点で金メダル。スピードが強みのジェイリー・カウフ(アメリカ)が80.28点で銀メダル。アナスタシア・スミルノワ(ロシアオリンピック委員会)が77.72点で銅メダルとなった。

 他の日本勢では、予選1回目に6位で決勝出場を決めていた32歳の星野純子(リステル)が、決勝1回目で73.19点で13位となり、12位以上が進める決勝2回目へは惜しくもつなげられなかった。五輪初出場で共に21歳の冨高日向子(多摩大学)と住吉輝紗良(日本大学)は予選2回目で決勝入りを果たしたが、決勝1回目では住吉が71.52点で15位、冨高は69.99点で19位となり敗退となった。

構成●THE DIGEST編集部

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