2月8日、フィギュアスケート男子シングルのショートプログラム(SP)が行なわれ、平昌大会銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)は、自己ベストの105・90点をマーク。ネイサン・チェン(アメリカ)、鍵山優真(オリエンタルバイオ)に次ぐ3位発進を切っている。
【北京五輪PHOTO】団体戦SPで自己ベストを更新!北京で舞う宇野昌磨を特集!
団体戦では日本史上初の銅メダル獲得に貢献している宇野。その勢いとともに「オーボエ・コンチェルト」を舞ったこの日は、まず冒頭の4回転フリップをスムーズに着氷する。続く4回転トゥループ+3回転トゥループでは手をついたもの、最後のトリプルアクセルをしっかりと決めた。
演技後のインタビューでは、「ひとつジャンプでミスがあったので、自己ベストというのは驚きだった」と正直な感想を吐露。「成功したジャンプはすべて納得のいくものだったし、スピンも団体戦に出たおかげでどこで取りこぼしていたのか意識しながら演技できた。間違いなく団体戦が活きたSPだった」と振り返っている。
10日のフリースケーティング(FS)に向けては、「全日本選手権でやった演技と一緒にはなるんですけど、このプログラムが完璧にできる確率は相当低いと感じている」とコメント。「次につながる演技、失敗しても成長につながる演技、そして自分の気持ちに負けず、いつもどおりの自分を出すこと。それがフリーの目標」と力を込めた。
構成●THE DIGEST編集部
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