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中国メディアが羽生結弦の“リカバリー力”に注目!10日のフリーへ「王者の復活を待ち望んでいる」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.08

不運なアクシデントに見舞われた羽生だが、高いカバー力でSPを滑り抜いてみせた。(C)Getty Images

不運なアクシデントに見舞われた羽生だが、高いカバー力でSPを滑り抜いてみせた。(C)Getty Images

 己のスケートを貫いた27歳に賛辞の声が送られている。

【北京五輪PHOTO】SPでは95・15点!前人未到の4A成功を目指す羽生結弦!

 現地時間2月8日、大会5日目を迎えた北京五輪は、首都体育館にてフィギュアスケート男子シングルのショートプログラム(SP)を実施。2大会連続王者の羽生結弦(ANA)は、冒頭の4回転サルコーが1回転となった影響により、95・15点の8位と出遅れた。

 ジャンプミスの原因となったのは、他のスケーターが作った小さな穴だという。しかし、日本が誇るアイス・プリンスの顔色は変わらなかった。続く4回転トゥループ+3回転トゥループ、トリプルアクセルを冷静に決めると、最後もなめらかなステップ、スピンで演技をまとめてみせた。
 
 この滑りを受けた中国紙『澎湃新聞』は、「パフォーマンスに若干の後悔が残る」としながらも、「この2年間の困難を乗り越えていく決意が表れていた」と内容を評価。「演技が終わると、観客は声援と拍手を送り、ハニュウの目には涙がにじんでいた」とレポートしている。

 さらに、中国ポータルサイト『新浪体育』に掲載された記事では、SPを終えた羽生のコメントを紹介したうえで、「まだ競技は終わっていない」と記述。10日に行なわれるフリースケーティング(FS)へ向けて、「人々は今でも王者の復活を待ち望んでいる」とメッセージを綴った。

 今大会は、94年ぶりの五輪3連覇とともに、決まれば史上初の4回転半ジャンプ(クワドアクセル)も狙っている羽生。SP終了後には「氷との相性はすごくいいと思っているので、しっかり練習して決めきりたい」と話していたが、どのようなパフォーマンスが見られるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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