２月10日、フィギュアスケート競技の男子シングル、フリースケーティング（FS）が行なわれた。

　優勝はSP、FS通して圧巻の演技を見せたアメリカのネイサン・チェン。日本勢は２位に鍵山優真、３位に宇野昌磨が入り、メダリストに。SP８位発進となった羽生結弦は、フリーで巻き返し、４位で終えている。

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　この男子シングルのSP、FSをトリノ五輪の金メダリスト、ロシアのエフゲニー・プルシェンコも見守っていたようだ。最終結果が出た後に自身のSNSを更新し、選手たちを労うメッセージを送っている。
  「今日もまた、オリンピックの男子選手たちのすばらしい試合を見ることができた。オリンピックの栄光のために戦ってくれたすべてのスケーターたちに感謝を。特に、ネイサン・チェン選手と、私の親友であるラファエル・アルトゥニアンコーチの素晴らしい勝利を祝福したい。

　そして、日本のスケーターが世界で最も優秀であることを証明し続けているユウマさんとショウマさん、本当におめでとう」

　こう綴った"皇帝"は、SPの８位から４位に巻き返し、４回転半ジャンプに挑んだ羽生には「ユヅル・ハニュウ選手、あなたの残したものは私たちの心に永遠に残る。あなたの勇気と、プロフェッショナリズムは無限だ」と綴っている。

　最後には母国からROC（ロシアオリンピック委員会）として参加した10代のスケーター、マルク・コンドラチュク、アンドレイ・モザリョフ、エフゲニー・セメネンコには「ロシアのスケーターの皆さん、おめでとう！ 初めてのオリンピック、これからが本番だ」と激励を送っている。

　現役時代も挑戦の姿勢を貫いた"皇帝"の目からも、各選手が守りに入ることなく戦い抜いた今回の北京五輪は、素晴らしい舞台に映ったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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