北京五輪のフィギュアスケート男子シングルを4位で終えた羽生結弦。2月8日のショートプログラムで8位と出遅れた日本のエースは、10日のフリースケーティング(FS)では、かねてより公言してきた“4回転アクセル”を投入し、攻めの姿勢を見せた。
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3連覇こそ逃すも、前人未踏のジャンプへ果敢に挑戦する姿は海外メディアの目を引き、競技後には各国メディアの取材に追われた27歳。米放送局『CBC』でリポーターを務めるミン・ダリワル氏は、「ユズル・ハニュウはアイシングの袋を隠し持ちながら取材に応えていた。彼曰く、水曜日の練習で足を痛めていた」と裏での様子を暴露した。
満身創痍で臨んだ羽生は、日本テレビの取材では「本当にやっぱり試合楽しいなって思いますね。アドレナリンがすごく出ていたし。右足の感覚がない状態でやっていましたけど、だからこそ出来たのかなって思います」と語っていた。
このインタビューは、元五輪金メダリストの荒川静香氏がリポーターを務めていた。荒川氏を前にすると羽生は涙をこらえながら「正直悔しいですよ。なんで報われないのだろうなと思いながらこの3日間過ごしていました。すごく努力したし、苦しかったし、その苦しさがここで報われたかどうかはわからないですけど」と本音を打ち明け、こう続けた。
「でも勝敗としては自分が目標としていたものでは全くないですし、正直何も残せなかったと、ちょっと思ってます。でもみなさんの中で、勝敗関係なくやっぱ羽生結弦のスケートよかったなと、ちょっとでも思ってもらえる瞬間があったら、それだけで今日頑張って滑った意味があるのかな」
これまで世界のフィギュア界を引っ張ってきた羽生。数多くの偉業を成し遂げてきた彼は期待と重圧に人知れず戦ってきたに違いない。
構成●THE DIGEST編集部
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満身創痍で臨んだ羽生は、日本テレビの取材では「本当にやっぱり試合楽しいなって思いますね。アドレナリンがすごく出ていたし。右足の感覚がない状態でやっていましたけど、だからこそ出来たのかなって思います」と語っていた。
このインタビューは、元五輪金メダリストの荒川静香氏がリポーターを務めていた。荒川氏を前にすると羽生は涙をこらえながら「正直悔しいですよ。なんで報われないのだろうなと思いながらこの3日間過ごしていました。すごく努力したし、苦しかったし、その苦しさがここで報われたかどうかはわからないですけど」と本音を打ち明け、こう続けた。
「でも勝敗としては自分が目標としていたものでは全くないですし、正直何も残せなかったと、ちょっと思ってます。でもみなさんの中で、勝敗関係なくやっぱ羽生結弦のスケートよかったなと、ちょっとでも思ってもらえる瞬間があったら、それだけで今日頑張って滑った意味があるのかな」
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