その他

「スノボは人生最愛のもの」ラストランを終えた“伝説”ホワイトが涙。平野歩夢の金メダルには「とても誇りに思う」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.11

ラストランを終えて涙を見せるホワイト。同競技への熱き思いを明かしている。(C)Getty Images

 ついにレジェンドが"ラストラン"を終えた。

【PHOTO】スノボとスケボーの"二刀流"で新境地へ!女性ファンも必見、平野歩夢の厳選フォトギャラリー!

 2月11日、雲頂スノーパークにて北京五輪のスノーボード男子ハーフパイプ決勝が行なわれ、五輪3度の優勝を誇るショーン・ホワイト(アメリカ)は85.00点の4位で終了。現役引退を表明していた今大会でも大きな存在感を放ったが、惜しくも表彰台に届かなかった。

 米放送局『NBC』が行なった滑走後のインタビューでは、自身のキャリアについて「とても幸せな旅だった」と回顧。目を赤くしながら「心の底からありがとう」と感謝の気持ちを明かし、「私にとってスノーボードは人生最愛のものだ」と同競技への思いを表現している。
 
 また、金メダルを獲得した日本の平野歩夢(TOKIOインカラミ)には、「ああいったアユムのランが見られて、本当にうれしい。信じられないよ」と祝福のメッセージ。「彼のことを誇りに思う」と喜びを語っており、何度も熱戦を繰り広げてきたライバルの活躍を称えた。

 自身のラストランも振り返り、転倒した3本目について「成功させたかった」と正直な感想を明かしたホワイト。「なぜだかはわからないが、ランの度に脚の力が抜けてしまったんだ」と悔しさをにじませながらも、「欲しいものがいつも手に入るとは限らない」と笑顔を浮かべている。

 長年スノーボード界をけん引してきた35歳のカリスマ。成し遂げてきた数々の偉業、そして最後まで戦い続けるひたむきな姿勢は、これからも人々の記憶に残り続けるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】北京オリンピックで輝いた「日本人メダリスト」を一挙紹介!

【関連記事】「時代は変わった!」"歴史的大技"を披露した平野歩夢の金メダルに太鼓判!伝説戦士ホワイトとの熱戦に期待【北京五輪】

【北京五輪PHOTO】羽生、高梨、高木姉妹、平野ら北京五輪でのメダル獲得が期待される日本人選手を厳選して紹介!