２月11日スノーボード男子ハーフパイプで、平野歩夢（TOKIOインカラミ）が96.00点の高得点を叩き出し、悲願の金メダルに輝いた。

　２本目で「トリプルコーク1440→キャブダブルコーク1440→ダブルコーク1260→バックサイドダブルコーク1260→ダブルコーク1440」のルーティンを披露した日本のエース。ここで得点が伸びず２位となったものの、ラストは２本目よりも高く、ビタビタにルーティンを決め、文句なしの優勝を飾った。

【PHOTO】北京五輪で輝け！冬のスポーツシーンを彩る「美女トップアスリート」たちを一挙紹介！

　平野が頂に立った一方で、レジェンドは表彰台を逃した。３度の金メダルを手にしてきたアメリカのレジェンドであるショーン・ホワイトだ。２回目の試技で85点と伸び悩んで４位に終わった35歳は、競技後に王者となった平野と健闘を称えて抱擁を交わした。
  　そんなレジェンドとの交流を覇者となった平野も感慨深げに語る。ようやく手にした金メダルに「まだ実感が沸いていない自分がいたり…。ずっと夢にしてた舞台での金メダルは、ひとつ夢が叶ったので、すごい良い気持ち」と語った23歳は、ホワイトについて、こう賛辞を贈った。

「彼だけのチャレンジを今回表現してくれたと思うので、そういう舞台に一緒に立てて良かった。自分も小さい頃から影響されてた大きい存在なので、彼をリスペクトしてます」

　これまではレジェンドの背中を追っかけてきた平野だが、新旧交代の場で超大技を成功させた。今後はそんな日本のエースがスノーボード界を引っ張っていきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【北京五輪PHOTO】超大技「トリプルコーク1440」を完璧に決めた！スノーボード男子ハーフパイプで悲願の金メダル獲得の平野歩夢！

【北京五輪PHOTO】五輪では３度金メダル獲得！スノボ界のレジェンド、ショーン・ホワイトのラストランを厳選ショットで紹介！

【関連記事】「これは完全に茶番だ」平野歩夢を襲った“まさかの低得点”が物議！ 米記者はジャッジに怒り「恥を知れ。バカバカしい」【北京五輪】