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兄を“凌駕”した驚異の跳躍!平野海祝が魅せた世界新記録の試技に海外識者も「どれだけ凄いのかを説明すらできない」と感嘆【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.12

観衆の度肝を抜いた平野海祝。兄にも負けない滑りに世界から賛辞が送られている。(C)Getty Images

観衆の度肝を抜いた平野海祝。兄にも負けない滑りに世界から賛辞が送られている。(C)Getty Images

 世界の頂点に立った兄に負けず劣らずのライディングだった。スノーボード男子ハーフパイプ決勝で金メダルを手にした平野歩夢の実弟・海祝だ。

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 最終的な結果は9位だった。だが、見せつけた強烈なインパクトは、優勝した兄はおろか、スノーボード界のレジェンドであるショーン・ホワイト(アメリカ)にも負けていなかった。最も輝きを放ったのは、1本目の試技だ。

 勢いよく滑りだした19歳は、シュッと宙に舞うと、雪面から高さが7.4メートルとなった滞空時間の長いエアーを披露。観る者の度肝を抜いた。

 残る2本で得点を伸ばせずに表彰台には上がれなかった。しかし、本人がフラッシュインタビューで「一目見て『すげぇ!』と思われるような滑りはできた。すごく納得のいったオリンピックだった」と振り返った試技は、各国メディアでも大きくクローズアップされている。
 最高到達点(24.4フィート)が世界新記録となった会心のジャンプに、米ジャーナリストのマーカス・バラムは自身のツイッターで、「カイシュウ・ヒラノの信じられないようなエアだ。まるで5分間浮いているみたいだ」と感嘆。さらに米放送局『NBC Sports』などで編集を務めるトロイ・マチャーもツイッターで「世界記録のエアーだ。いったいどうやったらこんなことできるんだ!?!?」と興奮気味に語った。

 さらに米メディア『Blue Wire』などに寄稿する米ジャーナリストのジェシカ・ルーザーは、「ちょっと待ってどんだけ飛ぶの?」とツイートし、日本の若武者への賛辞を惜しまなかった。

「もう私はカイシュウのジャンプがどれだけ凄いのかを説明すらできない。とにかく凄い!」

 世界を驚かせるハイエアーを見せつけた海祝。今後は兄とともに世界から熱視線を送られそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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