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「完璧だ。常軌を逸している」平野歩夢に豪選手も感服! 逆転負けのジェームスも「ファンタスティック」と称賛【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.12

セレモニーで金メダルを掲げる平野。史上最高難度のルーティンで表彰台の頂点に立った。(C)Getty Images

セレモニーで金メダルを掲げる平野。史上最高難度のルーティンで表彰台の頂点に立った。(C)Getty Images

 圧倒的な強さを見せた日本のエースに賛辞の声が止まない。

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 2月11日、北京五輪は、雲頂スノーパークにてスノーボード男子ハーフパイプ決勝が行なわれ、日本の平野歩夢(TOKIOインカラミ)が3本目で96.00点をマーク。惜しくも2位に終わっていたソチ、平昌大会のリベンジとなる金メダルを手にした。

 五輪初の大技「トリプルコーク1440」(斜め軸に縦3回転・横4回転)を3度の試技すべてで成功させた平野。ノーミスで滑り切った2本目は、91.75点と思いのほか得点が伸びず、惜しくも2位にとどまるも、最終3本目ではさらに完成度の高いランを見せ、文句なしの勝利を収めた。
 
 豪公共放送局『ABC』によると、この3本目について、銀メダルに終わったスコッティ・ジェームス(オーストラリア)は、「彼の実力はわかっていたし、ファンタスティックなランを見せてくれた」と高評価。「彼ならきっといいランを見せてくれると期待していたんだ」と、べた褒め。

 さらに6位に終わった16歳のヴァレンティノ・グセリ(オーストラリア)も、「美しかった」と感服。さらに「完璧だよ。彼は常軌を逸しているよ」と絶賛の言葉を列挙し「この先、長い間、彼に勝つのは非常に難しいだろうね」と予想した。

 セレモニー後のインタビューでは、「ずっとやってきたことがすべて出し切れた」と笑顔を浮かべた23歳。土壇場から見せの逆転劇は、今大会におけるひとつのハイライトと言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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