専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
バレーボール

西田有志が今季3度目のMVP!現地解説は「恐るべき才能」と大絶賛、初挑戦での活躍は「非常に稀だ」

THE DIGEST編集部

2022.02.13

今シーズンからセリエAに挑戦している西田。世界最高峰と言われるリーグでも注目を集めている。(C)Getty Images

今シーズンからセリエAに挑戦している西田。世界最高峰と言われるリーグでも注目を集めている。(C)Getty Images

 バレーボール男子日本代表の西田有志が、イタリアリーグセリエAの直近3試合のうち2試合でMVP(マンオブザマッチ)を獲得。その異例とも言える活躍ぶりが現地解説者を驚かせている。

 世界最高峰リーグを主戦場に選びトンノカッリポ・ヴィ―ボバレンティアで今シーズンから新たな挑戦を開始した西田。圧巻のパフォーマンスでデビューを飾り、イタリアで7シーズン目を迎えた日本代表のチームメート石川祐希(パワーバレー・ミラノ)とのリーグ史上初となる日本人対決を果たした。

 西田は、第6戦で早くも初MVPを獲得するなど好調を続けていた矢先、その翌週のルーベ・チヴィタノーヴァ戦で左ふくらはぎを負傷して昨年11月末から離脱を余儀なくされた。年明けに行なわれた石川との2度目の対決ではベンチ入りしたが出場は見合わせ。その後もプレー時間を制限しながら慎重に調整を続けていた。

 先発出場を果たしたのは負傷からおよそ2か月後、奇しくも22歳の誕生日1月30日に行なわれたラヴェンナ戦だった。2枚ブロックの内側を抜くクロスで最初の得点をもたらした第1セットは多彩な攻撃でアタック決定率90パーセントをマーク。以降も3連続得点をはじめ次々と追加点を挙げた西田は、自身最多の28得点(アタック26、エース2)を記録してバースデーマッチを勝利で飾りシーズン2回目のMVPを獲得した。
 
 翌週の強豪チヴィタノーヴァ戦は完敗に終わったが、4日後に行なわれたターラント戦では代名詞である威力抜群のサーブを炸裂させた。第1セットにエース3本を絡めて7連続得点の起点となるなど、その絶対的な武器で相手を撃沈。自身の最多記録を更新する29得点(アタック20、ブロック1、エース8)を叩き出してチームを勝利へと導き、3回目のMVPに輝いた。

 解説者はスピードとパワーが合体したアタックに技ありのフェイントをちりばめ、時には冷静にブロックアウトで得点を奪う背番号2を、「スーパー・ニシダ」と呼び、「なんというポテンシャル!!」、「マンマミーア!」、「恐るべき才能」と大絶賛。
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号