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平野歩夢が支えてくれた家族、引退のホワイトに送ったメッセージ「一生忘れません。ありがとう」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.15

セレモニーで金メダルを掲げる平野。日本人初の快挙達成から初めてSNSを更新した。(C)Getty Images

 2月14日、北京五輪スノーボード男子ハーフパイプで悲願の金メダルを獲得した平野歩夢(TOKIOインカラミ)が、自身のインスタグラムを更新。表彰台の写真とともに、現在の心境を記した。

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 まず、「小さい頃の夢が1つ叶いました」と切り出した23歳は、「年齢と共に幼い頃の夢を追い続ける事の大変さを痛感しながら、自分の限界に挑戦し、その先の自分を信じて、諦めずやってきて良かったです」と、これまでのキャリアを回顧した。

 また、平昌大会からの4年間について、「沢山新たな気持ちを学び、多くの経験を重ね、知らない自分と、世の中の目に見えない敵や、時には絶望感をも感じながら、進んできました」と振り返ると、支えてくれた家族への「皆さんのお陰で今ここにいます。ありがとう」と感謝を綴った。
 
 一緒に五輪に出場した弟・海祝については、「ずっと経験して欲しいと思ってたこの大舞台で兄弟でしっかりと魅せれて良かったです」と感慨深げに語った平野は、今大会での現役引退を決めたスノーボード界のレジェンドであるショーン・ホワイト(アメリカ)に、次のようにメッセージを送った。

「素晴らしいチャレンジを見せてくれました。いつも自分や周りをpushしてくれるような彼らしい姿と、彼自身のチャレンジに感動しました。彼の果敢な挑戦を見て、3本目は絶対に自分が勝ちたいと思い、攻めの気持ちを保てました。彼の挑戦を間近で見てこれた事は、一生忘れません。ありがとう」

 最後には「(競技を)始めるキッカケになってもらえたらそれ以上は無いです」と記した日本のエースは、「初心に戻ってまた新たな夢に、自分にしか出来ない足跡を残して行きたいと思っています。心からありがとう」と前を向いた。はたして、彼はこれからどんな活躍を見せてくれるのか。今から楽しみは尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

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