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スノボの“不可解採点”をヘッドジャッジが釈明!マラドーナの“神の手”を引き合いに「後から変えられない」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.16

“不可解採点”のあった男子スロープスタイル決勝で、惜しくも銀メダルに終わったスー・イーミン。(C)Getty Images

“不可解採点”のあった男子スロープスタイル決勝で、惜しくも銀メダルに終わったスー・イーミン。(C)Getty Images

 現在開催中の北京五輪で論争となっているスノーボードの“不可解採点”。なかでも、男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢(TOKIOインカラミ)への低得点ジャッジは大きな波紋を広げたが、各方面から疑問の声が上がっていたのはこの種目だけではない。

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 2月7日の男子スロープスタイル決勝では、2本目に90.96点をマークしたマックス・パロット(カナダ)が金メダルを手にしたが、このランで審判員がグラブミスを見逃していたのだ。さらに、銀メダルが地元17歳のスー・イーミン(中国)だったこともあり、現地メディアからは非難轟々だった。
 
 なぜこのようなことが起きるのか。英専門メディア『Whitelines』によると、同決勝のヘッドジャッジを務めたイッツォク・スマティック氏は、自身のミスを認めたうえで、今回の原因として「(ライブ中継によって)判断の時間が追い込まれていること」を挙げたという。

 さらに、世紀の大誤審として有名な「1986年ワールドカップ・メキシコ大会でのディエゴ・マラドーナによる“神の手ゴール”」を引き合いに出した同氏は、「まさにああいった感じだった」と続け、「判定を下してしまったら、もう後からは変えられないんだ」と話している。

 平野本人も「競技をやっている人たちはやっぱり命を張って、リスクを背負っている。そこは選手のためを思って整理させた方がいいし、スルーしない方がいい」と訴えていた。今後こうした問題には対策を打つ必要がありそうだが、はたして改善は見られるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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