最終的な結果は9位だった。だが、19歳の衝撃的なパフォーマンスは世界を魅了した。スノーボード男子ハーフパイプ決勝で金メダルを手にした平野歩夢の実弟・海祝だ。
2月11日に行なわれた同競技の決勝で、難度の「トリプルコーク1440(斜め軸に縦3回転、横4回転)」を見せて頂点に立った歩夢。そんな兄を「やっぱメダル取るべき人」と慕う海祝も、1本目の試技で負けず劣らずのライディングを見せつけていた。
「誰よりも飛ぶ」と心に決めて勢いよく滑りだした19歳は、165センチの身体を目いっぱい使って宙に舞うと、雪面から高さが7.4メートルとなった滞空時間の長いエアーを披露。ライバルたちからも「あいつ地上に帰ってこないんじゃないか」という声が上がるほどの滑りを見せたのだ。
惜しくも兄と揃ってのメダル獲得は逃した。それでも、世界新記録となる最高到達点(24.4フィート)のジャンプに、各国メディアで驚きの声が広がり続けている。米放送局『NBC Sports』で解説を務めたスノーボード界の伝説的な名手トッド・リチャーズは、自身のツイッターに、宇宙まで飛んでいく海祝の合成写真を貼りつけ、こう記した。
「カイシュウがこのジャンプで世界新記録だ。この高さから世界がスローダウンしていくのを想像してみてくれよ……。今夜最高の瞬間だろ」
さらにポーランドのスポーツ専門メディア『Onet Sport』は、「日本人が驚愕のジャンプだ」と銘打った記事で、「カイシュウ・ヒラノがやってのけたのは、再現が容易ではない規格外のジャンプだ。メダルに届かないのが不思議なぐらいのパフォーマンスだったのは間違いない」と、度肝を抜いた試技を描写とした。
競技を中継した『NBC Sports』が公式サイトで「重力を無視したカイシュウは、金メダルを手にしたアユムとともに、間違いなく“ヒラノブラザーズ”として世界を魅了した」と絶賛した圧巻のジャンプ。その反響はしばらく止みそうにない。
構成●THE DIGEST編集部
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2月11日に行なわれた同競技の決勝で、難度の「トリプルコーク1440(斜め軸に縦3回転、横4回転)」を見せて頂点に立った歩夢。そんな兄を「やっぱメダル取るべき人」と慕う海祝も、1本目の試技で負けず劣らずのライディングを見せつけていた。
「誰よりも飛ぶ」と心に決めて勢いよく滑りだした19歳は、165センチの身体を目いっぱい使って宙に舞うと、雪面から高さが7.4メートルとなった滞空時間の長いエアーを披露。ライバルたちからも「あいつ地上に帰ってこないんじゃないか」という声が上がるほどの滑りを見せたのだ。
惜しくも兄と揃ってのメダル獲得は逃した。それでも、世界新記録となる最高到達点(24.4フィート)のジャンプに、各国メディアで驚きの声が広がり続けている。米放送局『NBC Sports』で解説を務めたスノーボード界の伝説的な名手トッド・リチャーズは、自身のツイッターに、宇宙まで飛んでいく海祝の合成写真を貼りつけ、こう記した。
「カイシュウがこのジャンプで世界新記録だ。この高さから世界がスローダウンしていくのを想像してみてくれよ……。今夜最高の瞬間だろ」
さらにポーランドのスポーツ専門メディア『Onet Sport』は、「日本人が驚愕のジャンプだ」と銘打った記事で、「カイシュウ・ヒラノがやってのけたのは、再現が容易ではない規格外のジャンプだ。メダルに届かないのが不思議なぐらいのパフォーマンスだったのは間違いない」と、度肝を抜いた試技を描写とした。
競技を中継した『NBC Sports』が公式サイトで「重力を無視したカイシュウは、金メダルを手にしたアユムとともに、間違いなく“ヒラノブラザーズ”として世界を魅了した」と絶賛した圧巻のジャンプ。その反響はしばらく止みそうにない。
構成●THE DIGEST編集部
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