現在開催中の北京五輪で論争となっているスノーボードの"不可解採点"。なかでも、男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢(TOKIOインカラミ)への低得点ジャッジは大きな波紋を広げたが、各方面から疑問の声が上がっていたのはこの種目だけではない。
【北京五輪PHOTO】大技「トリプルコーク1440」を完璧に決めた! 悲願の金メダルを獲得した平野歩夢の厳選ショット!
2月7日の男子スロープスタイル決勝では、2本目に90.96点をマークしたマックス・パロット(カナダ)が金メダルを手にしたが、このランで審判員がグラブミスを見逃していたのだ。さらに、銀メダルが地元17歳のスー・イーミン(中国)だったこともあり、現地メディアからは非難轟々だった。
なぜこのようなことが起きるのか。英専門メディア『Whitelines』によると、同決勝のヘッドジャッジを務めたイッツォク・スマティック氏は、自身のミスを認めたうえで、今回の原因として「(ライブ中継によって)判断の時間が追い込まれていること」を挙げたという。
さらに、世紀の大誤審として有名な「1986年ワールドカップ・メキシコ大会でのディエゴ・マラドーナによる"神の手ゴール"」を引き合いに出した同氏は、「まさにああいった感じだった」と続け、「判定を下してしまったら、もう後からは変えられないんだ」と話している。
平野本人も「競技をやっている人たちはやっぱり命を張って、リスクを背負っている。そこは選手のためを思って整理させた方がいいし、スルーしない方がいい」と訴えていた。今後こうした問題には対策を打つ必要がありそうだが、はたして改善は見られるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】北京オリンピックで輝いた「日本人メダリスト」を一挙紹介!
【関連記事】「これは完全に茶番だ」平野歩夢を襲った"まさかの低得点"が物議! 米記者はジャッジに怒り「恥を知れ。バカバカしい」
【北京五輪PHOTO】羽生、高梨、高木姉妹、平野ら北京五輪でのメダル獲得が期待される日本人選手を厳選して紹介
【北京五輪PHOTO】大技「トリプルコーク1440」を完璧に決めた! 悲願の金メダルを獲得した平野歩夢の厳選ショット!
2月7日の男子スロープスタイル決勝では、2本目に90.96点をマークしたマックス・パロット(カナダ)が金メダルを手にしたが、このランで審判員がグラブミスを見逃していたのだ。さらに、銀メダルが地元17歳のスー・イーミン(中国)だったこともあり、現地メディアからは非難轟々だった。
なぜこのようなことが起きるのか。英専門メディア『Whitelines』によると、同決勝のヘッドジャッジを務めたイッツォク・スマティック氏は、自身のミスを認めたうえで、今回の原因として「(ライブ中継によって)判断の時間が追い込まれていること」を挙げたという。
さらに、世紀の大誤審として有名な「1986年ワールドカップ・メキシコ大会でのディエゴ・マラドーナによる"神の手ゴール"」を引き合いに出した同氏は、「まさにああいった感じだった」と続け、「判定を下してしまったら、もう後からは変えられないんだ」と話している。
平野本人も「競技をやっている人たちはやっぱり命を張って、リスクを背負っている。そこは選手のためを思って整理させた方がいいし、スルーしない方がいい」と訴えていた。今後こうした問題には対策を打つ必要がありそうだが、はたして改善は見られるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】北京オリンピックで輝いた「日本人メダリスト」を一挙紹介!
【関連記事】「これは完全に茶番だ」平野歩夢を襲った"まさかの低得点"が物議! 米記者はジャッジに怒り「恥を知れ。バカバカしい」
【北京五輪PHOTO】羽生、高梨、高木姉妹、平野ら北京五輪でのメダル獲得が期待される日本人選手を厳選して紹介