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羽生結弦に続いてパシュートも。日本勢のアクシデントに米韓メディアが「4年間が水の泡」と嘆き【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.17

思わぬアクシデントで羽生(右)は4位、パシュートは銀メダルに終わった。(C)Getty Images

思わぬアクシデントで羽生(右)は4位、パシュートは銀メダルに終わった。(C)Getty Images

 いよいよ終盤戦を迎えている北京五輪。各競技で熱戦が繰り広げられるなか、アクシデントに苦しむ選手もいる。日本勢では金メダル獲得を期待された精鋭たちが、“不運”に見舞われた。

 2月8日のフィギュアスケート男子シングルのショートプログラム(SP)では、日本のエースである羽生結弦が、氷上の穴に右足のエッジがはまり、4回転サルコウがパンク(1回転)。結果的にこのSPの出遅れが大きく響き、4位で大会を終えた。

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 さらに15日のスピードスケートの女子団体パシュート決勝では、前回大会の金メダルメンバー(高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃)で臨むも、最後のコーナーで高木菜が氷の溝に足がはまって転倒。土壇場でカナダに逆転されて2位となった。

 無論、外的要因による予想外の事故は日本選手だけに限らない。しかし、「氷が悪く、100%の人工雪だったことが原因だろうか。ショートトラックやスピードスケートなど各種目で転倒が相次いだ」と報じた韓国メディア『MK Sports』は、高木菜の転倒について、同様の出来後がショートトラック女子1000メートルの予選でも起きていたと指摘し、「一瞬のミスで4年間が水の泡になっている」と憂いた。
 
 また、米国メディア『THE UNION』も、「氷や雪が非常に滑りやすくなっているため、小さなミスが命取りになっている」と見解を示し、「フィジカルとメンタルの両方が備わっていても、環境が備わっていなければトラブルになる可能性がある」として、羽生のアクシデントをピックアップした。

「フィギュアスケートで五輪連覇していたユヅル・ハニュウは、SPの冒頭で4回転サルコウを予定も、氷の穴に刃が入りジャンプを中止。約100年ぶりの3連覇とともにメダルも逃した」

 問題の演技後に羽生は、「ちょっと(氷に)嫌われたという感じ」と表現した。この言葉通り、まさにちょっとしたキッカケが明暗を分けるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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