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「やっと『ありがとう』が言える」金メダルの高木美帆が仲間へ感謝の思い。「身体はギリギリだった」なかでの五輪新【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.17

金メダルに輝き、高木は笑顔を見せた。(C)Getty Images

金メダルに輝き、高木は笑顔を見せた。(C)Getty Images

 2月17日、北京五輪スピードスケート競技の女子1000mが行なわれ、日本の高木美帆がオリンピック記録(1分13秒19)をマーク。この種目で日本史上初の金メダルに輝いた。

 レースを終え、表彰台の頂点に立った高木は「このオリンピックの出だしは辛いことがたくさんあって、ヨハン(コーチ)がいなかったこともそうですし、自分の調子を上げきれないまま3000m、1500mに挑む形になったので、苦しい中での始まりでした。でも最後に自分のすべてを出せて、『このレースで金メダルが獲れなくても悔いはない』というほどのレースができて、そのなかで金メダルが獲れたので、嬉しさが倍増というか、形となって残ったなと思います」と喜びのコメント。

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 ただ、今大会5種目に出場していたこともあって、疲れも相当溜まっていたという。「身体の方が限界が来ていて、疲労感というよりは身体の内側の方がギリギリだったので、無事走り終えてよかったです」と明かした。

 また、惜しくも銀メダルに終わった団体パシュートについて「パシュートから2日ということで難しいところもあったんですけど、日本の仲間からたくさんのエールをもらったことで、スタートの一歩目を出すときにひるまずに行けました。最後1000mが終わってやっと『ありがとう』が言えます」と語り、仲間たちへ感謝の思いを示した。

 そして最後に「初めて表彰台に上がったのもシニアでの1000mだったなと思っていて。これまでずっと1500mを頑張ってきたんですけど、1000mは私にとって1500mとは違った特別な種目なんだなと思いました」と振り返った。

構成●THE DIGEST編集部

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