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「絶望的な状況」を乗り越えレースに臨んだ小平奈緒。声を詰まらせ「やり遂げることができた」【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.17

レースを終えた小平は、声を詰まらせながら心境を語った。(C)Getty Images

 2月17日、北京五輪スピードスケート競技の女子1000mが行なわれ、日本の小平奈緒は1分15秒66のタイムで10位となった。

 レースを終えた小平は「500mのような大きなミスはなかったんですけど、年が明けてから1度絶望的な状況に陥ってしまって。この大会に間に合うか心配だったんですけど、少しでも希望を見ることができて、最後は成し遂げることはできなかったんですけど、自分のなかでやり遂げることはできたのかなと思います」と声を詰まらせながらコメント。
 
 そして「楽しんでスケートをすることが多くの皆さんの心に響く滑りになると思ったので、自分自身も心から楽しもうとスタートラインにつきました」とレース前の心境を明かした。

 結果は出なかったものの、前を向いた小平。「痛みとかやるせなさとか、じわじわと身体から滲み出たことも、その都度飲み込んで自分なりに乗り越えてこれましたし、前に進むために本当に多くの人に支えていただいたので、その感謝の気持ちをもって滑れたので良かったかなと思います」と、周囲の仲間への感謝の言葉を語った。

構成●THE DIGEST編集部

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