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「ペレストロイカ級の一言」トゥトベリーゼに浴びせたトゥルソワの“爆弾発言”に村主章枝が注目【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.19

女子シングルで銀メダルを獲得したトゥルソワ(左)の発言にトリノ五輪代表の村主さんが持論を述べた。(C)Getty Images

 フィギュアスケーターの村主章枝さんが2月18日、自身のSNSを更新。前日に行なわれた北京五輪女子シングルで銀メダルを獲得したアレクサンドラ・トゥルソワ(ROC)の驚きの発言に注目した。

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 ショートプログラムで4位と出遅れた17歳は、4回転ジャンプを5本盛り込んだプログラムを実施。177・13点と追い上げを見せるも合計251・73点でアンナ・シェルバコワ(ROC)に僅かに及ばず2位で終えた。

 露メディア『sports.ru』によれば、銀メダルでは満足できないトゥルソワは、演技後に舞台裏で「こんな競技は嫌い。もう二度と氷の上には戻らない」と泣きじゃくったという。そして抱擁しようと近づいたエテリ・トゥトベリーゼコーチに「いやよ!すべて知っていたでしょ」と言い放ったのだ。
 
 村主さんは同出来事をクローズアップしたうえで、「何について『知っているのよ』と言ったのかは分からないですが、ロシアのドーピングに対する考え方を大きく変える『ペレストロイカ級の一言』だったと思います」と持論を展開。

 直後には、ペレストロイカという言葉について「再構築の意味があり、1980年代後半からソビエト連邦でゴルバチョフによってグラスノスチと共に1991年の守旧派によるクーデター発生までに進められた政治体制の改革」と補足している。

 同競技前には、同僚のカミラ・ワリエワ(ROC)のドーピング陽性が発覚した今大会。トゥルソワにも思うところがあったのかもしれない。 

構成●THE DIGEST編集部

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