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フィギュア

歴史を塗り替えた”りくりゅう”ペアを米メディアが高評価!「高揚感を与えてくれた」

THE DIGEST編集部

2022.02.22

7位に入ったりくりゅうペアは、「4年後も目指したい」と目標を語った。(C)Getty Images

7位に入ったりくりゅうペアは、「4年後も目指したい」と目標を語った。(C)Getty Images

 17日間に渡って熱い熱戦を繰り広げてきた北京五輪が2月20日に閉幕した。日本は冬季五輪最多の18個のメダルを手にし、フィギュアスケートでは1大会で過去最多となる4個のメダルを獲得した。男子の鍵山優真が銀、宇野昌磨が銅、女子の坂本花織が銅をつかみ、団体でも初めて3位に入った。

【北京五輪PHOTO】“りくりゅう”が、フィギュア・ペアで日本勢初となるオリンピック入賞、7位という快挙!圧巻の演技をプレーバック

 大活躍のフィギュアスケート陣の中で、最も注目度を上げたのは”りくりゅう”こと三浦璃来と木原龍一のペアではないだろうか。

 ペアのショートプログラム8位で19日のフリーにのぞんだ2人は、ショーン・フィリップスの「Woman」に合わせて演技を披露。冒頭で得意とする「ツイストリフト」を決め、サイド・バイ・サイドの3連続ジャンプ(3回転トゥループ+2回転トゥループ+2回転トゥループ)とトリプルサルコーでいずれも回転不足と判定されたが、2人で揃えて着氷。木原が三浦を投げる「スロージャンプ」は、3回転ルッツと3回転ループでともに流れるような着氷を見せ、高い出来栄え点を引き出した。コンビネーションスピンやリフトでも最高評価のレベル4を獲得するなど息の合った演技を見せた。
 
 この結果、フリーの得点が141・04、ショートプログラムとの合計211・89といずれも自己ベストを更新する会心の演技で7位に入賞。演技のあと、二人は号泣しながら抱き合ってお互いを称えた。そんな2人が見せた素晴らしい演技を、米メディアの『S.G.E.』は「オリンピックを締めくくるにふさわしい高揚感を味わうことができた」と高く評価している。

 これまでの日本のフィギュアスケートペアの最高順位は、1992年アルベールビル大会に出場した井上怜奈/小山朋昭ペアの14位で、2人はその記録を大幅に上回ったことになる。

 試合終了後の記者会見では2人とも「4年後も目指したい」と語った20歳の三浦と29歳の木原。2019年にペアを組んでまだ3季目の二人が4年後に向けてどれだけ成長していくのか楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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