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北京五輪での羽生結弦の美しい演技と謙虚な姿勢に中国メディアが賛辞!「永遠に記憶に残るだろう」

THE DIGEST編集部

2022.02.22

北京五輪では、誰も成功したことのない4Aに挑戦した羽生。(C)Getty Images

 去る2月20日に全日程が終了した北京五輪。多くの場面で歓喜や感動の涙が見られた今大会で、世界の注目を集めたのは日本の羽生結弦である。

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 羽生は、フィギュアスケート男子シングルのフリースケーティングで、前人未到の4回転アクセルに挑戦。着氷が乱れて転倒したものの、ISUの公認大会で初認定となり、フィギュア界に新たな歴史を刻んだ。総合では4位と3連覇はならなかったが、羽生の挑戦し続ける姿に国内外から称賛の声があがった。

 エキシビションの練習会場では、中国のエース、ボーヤン・ジンとパンダの被り物を着用した姿や、五輪大会マスコットのビンドゥンドゥンと戯れるシーンを披露するなど、純粋に大会を楽しんでいる様子をうかがわせた。そんな日本のエースに中国メディアが賛辞を贈っている。

 現地時間22日に中国のポータルサイト『新浪体育』は、「ハニュウは、美しい演技に加え、非常に謙虚であることから、世界中で愛され注目を集めている」と記した上で、「彼は、フィールドの氷にキスをしたり、記者会見の後で何度もお辞儀をしたり、中国語で感謝を示すなど、忘れられない瞬間をたくさん残した」と絶賛し、こう続けた。
 
「彼は冬季オリンピックに引き続き参加するだろうか。4Aにまた挑戦するだろうか。これはまだ不明だが、過去の経験から、ハニュウは簡単に諦めないことがわかっているし、この姿に私たちは惹かれていく。北京五輪でのユヅル・ハニュウは永遠に記憶に残るだろう」

 今大会を終えて、羽生は「努力と結果の意味や、価値について、深く考えさせられる、これからの人生にとっても、大切な時間になりました」と振り返った。羽生にしかできない新たな伝説を再び作ってほしいと誰もがそう願っている。

構成●THE DIGEST編集部

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