ロシア出身の女子フィギュアスケーターで、元世界選手権女王のエリザベータ・トゥクタミシェワが母国のウクライナ侵攻に対して、苦しい胸の内を明かした。

　25歳の名パフォーマーは公式インスタグラムのストーリーで「いま現在、不確かで理解できていないことに対して、なにかを話すのは難しい」と前置きしたうえで、「でも私自身がどう感じているのかは話せます。恐ろしくて、不安で、心をかき乱されています」と綴った。
 
　さらに「どんなアドバイスも解決策も私は提示できません。いったん少しの時間だけ、ほかのことを考えてみましょう。そうすれば心のバランスを保てて、パニックから抜け出せるかもしれない」と記し、「なにかをみんなで話しましょうか？　どんな質問でももらえれば答えますよ。私は、いま起こっていることへのコメントができるほどの強さはないし、心の準備もできていない。だから、ほかのトピックを話しましょう」と呼びかけた。

　トゥクタミシェワはロシア国内で開催される「チャンネルワン・カップ」（３月４・５日）に、北京五輪に出場したカミラ・ワリエワ、アンナ・シェルバコワらとともに出場する予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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