２月23～25日に行なわれた合同テストで、アルファタウリの角田裕毅は新型マシン「AT03」で121周を走り込み、「非常に生産的な１日だった」「車は速そう」と好感触を得たと明かした。

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　予定されていた最終日午後の走行は、午前に起きたピエール・ガスリーのクラッシュによってキャンセルに。貴重なシーズン前の走行機会を失ってしまったが、アルファタウリ公式サイトによると、「午後のセッションで走れなかったのは残念ですが、テストではよくあることです」とすでに視線は前に向いているという。

　さらに、「シーズン開幕までには、まだ３日間のテスト（３月10～13日）があります。開幕戦（バーレーン・グランプリ）で上手くスタートできるように、可能な限り準備する必要があります」と語った角田は、今回の合同テストを以下のように振り返っている。

「バルセロナでの３日間のテストはとても素晴らしく、生産的で、新型マシンについて多くのことを学べました。アブダビ（昨年12月）以来となるドライビングは、特に全く新しい車を理解するということもあり、本当にエキサイティングなものです。AT03について学ぶ時間を、僕はとても楽しんでいます。ドライビングスタイルの適応することが必要ですが、全体的にはとてもポジティブなテストでした」
  　このように、F１での２年目に向けて好スタートを切った感のある21歳の日本人ドライバーについて、チーム代表のフランツ・トストも好印象を抱いたようで、「初日のテストでのユウキには、本当に感銘を受けた」と語っている（モータースポーツ専門メディア『RACE FANS』より）。

「ユウキはF１でのセカンドシーズンに突入した。つまり、昨季よりも経験が豊富になったということだ。テストでの彼は、速く、ミスもなく、技術面でとても良いフィードバックを提供した。そして、チームも改善された。私は彼が、昨季よりも良いドライバーとなることを期待しているし、またチームについては、いつも言っているように、コンストラクターズランキング５位、あるいはそれ以上で終えられることを望んでいる」