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合同テストの角田裕毅をトスト代表が「感銘を受けた」と称賛する理由は? 肉体は「昨年よりはるかに高レベル」

THE DIGEST編集部

2022.02.28

 また、オランダのF1専門メディア『RN365』によると、トスト代表は、ルーキーイヤーの角田がフィジカル面で苦しんだ点について、「初めてF1に乗る若いドライバーが、フィジカル面を軽視するのはよくあることであり、ユウキだけではない」と指摘している。

「若いドライバーがF1に来る時、私はいつも彼らに対して『これから、君の本当のハードワークが始まる。これまでやってきたことは全て“幼稚園”レベルのものだ。君はトレーニングを始め、秩序を身につける必要がある』と話している。コーナーでのブレーキングにおいてフィジカル面にかかる負担は非常に大きく、それに耐えうるようになるには特別なトレーニングが必要になる。

10年前、15年前には、レースの前にもっと多くのテストの機会があり、ドライバーがやることは今よりも簡単だった。しかし今日、ドライバーはジムに行き、たくさんのトレーニングをする必要がある。彼らはこれまでのキャリアで最も速い車に乗るのだということを忘れてはならない」
 
 その後も「正しい方向にプッシュされることで、彼らは成功できる」と主張する彼は、「ユウキは昨季、大きく改善された」と語り、「ユウキは良い仕事をしている。彼は自分するべきことを理解し、冬の間、たくさんのトレーニングをこなした。結果、フィジカルな面からは、彼は昨年よりもはるかに高いレベルにある」と評価した。

 日本人ドライバーへ期待を寄せるトスト代表は、新シーズンへ「パフォーマンスの面でいま、我々がどの位置にいるかを言うのは時期尚早だ」としながら、「成功のシーズンを期待している。車のベースは非常に良い。我々のエンジニアは、開発において正しい方向に進んでいる確信している。そして、非常に優れたドライバーが2人いる。幸い、我々には信頼性における問題はない。これは非常に重要なことだ」と、ポジティブな展望を示している。

構成●THE DIGEST編集部

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