国内女子ツアー開幕戦『ダイキンオーキッドレディス』で20歳の西郷真央が最終日に「67」をマーク。首位との5打差を逆転し、通算10アンダーでツアー初優勝を飾った。
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ツアーデビューした昨季は未勝利ながらも賞金ランキング4位に入るなど、その高い実力はツアー仲間からも認められていた西郷。オフシーズンの過ごし方次第で今季は飛躍の年になると予想されていたが、いきなりその成長具合をアピールする形となった。
このオフ、西郷は技術的な課題として、ショートゲームの精度を上げることをテーマに練習してきた。その理由は昨年のスタッツを見ると一目瞭然だ。
パーオン率が74.54%で3位にいながら、パーセーブ率は87.70%で7位だった。リカバリー率(63.65%、24位)と平均パット数(30.11、59位)が低かったからだ。勝負事にタラレバは禁物だが、アプローチとパットの精度が上がれば、昨季7回あった2位のうち、数試合は優勝できたかもしれない。
悔しい思いをボールにぶつけ、ひたすらアプローチとパットの練習に励んだオフシーズンであり、西郷自身も手応えを感じてはいた。しかし、その手応えを自信に変えるには、やはり結果を残すしかない。最終日はまさに西郷のショートゲームが試された。
上位陣が後半のハーフに入り、揃ってスコアを落とし、気がつけば西郷は残り3ホールの時点で首位に2打差に迫っていた。16番パー3で8メートルのバーディパットを沈めると、17番パー4ではグリーン奥のエッジからの7メートルを沈めて連続バーディを奪う。これで一気に単独首位に躍り出たが、もちろんセーフティリードではないため、最終18番パー5もバーディを狙いにいった。
ピンまで残り220ヤードから果敢に4番ユーティリティで2オンを狙ったが、ボールは無情にもグリーン左手前のバンカーにつかまる。アゴが高く、直接ピンを狙うにはリスクが高い。一つ間違えれば、ボギーを叩く状況だ。ここで西郷が選択したのは、グリーンの左サイドに出すことだった。
「オフにアプローチの練習をしていなければ、無理にバンカーからピンを狙ったかもしれません」と語った西郷。たとえ3オンできなくても、寄せワンでパーセーブできるという自信があったからこその遠回りだった。
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ツアーデビューした昨季は未勝利ながらも賞金ランキング4位に入るなど、その高い実力はツアー仲間からも認められていた西郷。オフシーズンの過ごし方次第で今季は飛躍の年になると予想されていたが、いきなりその成長具合をアピールする形となった。
このオフ、西郷は技術的な課題として、ショートゲームの精度を上げることをテーマに練習してきた。その理由は昨年のスタッツを見ると一目瞭然だ。
パーオン率が74.54%で3位にいながら、パーセーブ率は87.70%で7位だった。リカバリー率(63.65%、24位)と平均パット数(30.11、59位)が低かったからだ。勝負事にタラレバは禁物だが、アプローチとパットの精度が上がれば、昨季7回あった2位のうち、数試合は優勝できたかもしれない。
悔しい思いをボールにぶつけ、ひたすらアプローチとパットの練習に励んだオフシーズンであり、西郷自身も手応えを感じてはいた。しかし、その手応えを自信に変えるには、やはり結果を残すしかない。最終日はまさに西郷のショートゲームが試された。
上位陣が後半のハーフに入り、揃ってスコアを落とし、気がつけば西郷は残り3ホールの時点で首位に2打差に迫っていた。16番パー3で8メートルのバーディパットを沈めると、17番パー4ではグリーン奥のエッジからの7メートルを沈めて連続バーディを奪う。これで一気に単独首位に躍り出たが、もちろんセーフティリードではないため、最終18番パー5もバーディを狙いにいった。
ピンまで残り220ヤードから果敢に4番ユーティリティで2オンを狙ったが、ボールは無情にもグリーン左手前のバンカーにつかまる。アゴが高く、直接ピンを狙うにはリスクが高い。一つ間違えれば、ボギーを叩く状況だ。ここで西郷が選択したのは、グリーンの左サイドに出すことだった。
「オフにアプローチの練習をしていなければ、無理にバンカーからピンを狙ったかもしれません」と語った西郷。たとえ3オンできなくても、寄せワンでパーセーブできるという自信があったからこその遠回りだった。