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「絶対的なチャンピオンだ」W杯63勝目の高梨沙羅に欧州メディアが称賛!本人も「この勝利は本当に嬉しい」と喜び

THE DIGEST編集部

2022.03.07

五輪ではメダルに届かなかった高梨だが、W杯では今季3勝目を挙げている。(C)Getty Images

 現地時間3月6日、ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子個人・17戦目(ヒルサイズ=134メートル、K点=120メートル)がノルウェーのオスロで開催され、高梨沙羅(クラレ)は合計263.9点で今季3勝目を飾った。

 序盤から冴えていた。1本目に130メートルの好ジャンプを記録。これで2位のウルサ・ボガタイ(スロベニア)と2.9ポイント差の首位発進を決めた日本のエースは、2本目のジャンプでは128メートルを記録し、W杯通算63勝目を手にした。

 ドイツのスキー専門サイト『Skispringen』によれば、競技後に高梨は「この勝利は本当に嬉しい。コンディションが非常に良かったので、エキサイティングなジャンプが出来た。ほとんど風がなく自分の技術に集中出来た」とコメントした。
 
 僅かな差を逃げ切った25歳を欧州メディアも手放しで賛辞を贈る。

 ポーランド・メディア『TVN24』は「タカナシは鋼の神経だ」と絶賛。五輪では個人戦で4位、混合団体戦ではスーツ規定違反を犯しチーム4位で終えた彼女の完全復活に「ついにタカナシがヒルに戻ってきた!」と喜んだ。また、イタリア・メディア『OA Sport』では、「サラ・タカナシが絶対的なチャンピオンであると証明した」と称えている。

 W杯はロシア開催の2大会が中止となり、12~13日にドイツのオーバーホーフで行なわれるノーマルヒルが今季最後だ。好調の高梨は、果たしてどの様なパフォーマンスで締めてくれるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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