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モータースポーツ

角田裕毅、筋トレの重要性を強調するも本音は「好きじゃない」「首は最悪。痛いだけ」

THE DIGEST編集部

2022.03.10

角田は自身の課題を把握し、ジムワークに精を出しているようだ。(C)Getty Images

角田は自身の課題を把握し、ジムワークに精を出しているようだ。(C)Getty Images

 F1新シーズンの開幕を目前にして準備に余念がないアルファタウリの角田裕毅。今後は2度目の合同テストに臨み、最後の調整を終えてから、来週末には開幕戦バーレーン・グランプリを迎えることとなる。

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 3月10日からバーレーンで実施される合同テストには、初日がピエール・ガスリー、2日目が角田、最終日が午前にガスリーと、午後に角田という、バルセロナの時とは少し変わった順番で走行を担当することが、チームから発表されている。

 前回のテストでは、121周(最終日でさらに周回を増やす予定だったが午前中のガスリーのクラッシュでキャンセル)を走行して好感触を得た角田。安定したドライビングで、チーム代表のフランツ・トストも「感銘を受けた」と語っていたが、その理由のひとつとして、オフシーズンでの精力的なトレーニングを挙げていた。

 フィジカルトレーニングの重要性について、ここまで何度か言及している21歳の日本人ドライバーは、英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』に対しても、その重要性を改めて強調。昨季を振り返り、「シーズン開幕前にはF3やF2と同様のトレーニングを行ない、それで十分だと思っていました」と語り、「認識が甘かった」と反省して以下のように続けた。
 
「F2までは、シーズンの中盤に少し筋肉への疲労を感じても、それに慣れてうまく対応できていたし、首の痛みも感じませんでした。おそらく僕は生まれつきフィジカルが強いのだと思い、それでこれまであまりトレーニングをやってこなかったのですが、昨季は問題が起きました。トレーニングの重要性に気づくのが遅すぎました」

「また、F2ではパワーステアリング(パワステ)が導入されておらず、F1に比べてとても重かったので、F1に乗り始めた頃は、ドライビングがとても簡単に思えました。それに、思っていたほど、首への負担も感じませんでした。だから、『F1はF2と似ている』と考えていましたが、フィジカル的にははるかにF2の方が楽でした」

「暑い中で肉体的に厳しいコースで走るようになると、すぐに自分はコンディション的に十分ではないと感じました。一生懸命にトレーニングしていたピエール(ガスリー)と比べても、もっと頑張る必要がありました。彼の強さや体力が、どれだけドライビングに好影響を与えているかを知ったからです。ただ、シーズンが始まってからでは、十分なトレーニングをする時間がとれず、体力をつけることができませんでした」
 

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