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高梨沙羅が“激動のシーズン”を報告!「期待に応える事はできませんでした」W杯63勝のエースが五輪メダルなしに涙も

THE DIGEST編集部

2022.03.16

今季W杯3勝を挙げた高梨。五輪ではメダルに届かなかったが、世界では十分に戦える力を持つ。(C)Getty Images

 3月16日、女子スキージャンプのエース高梨沙羅が、自身のインスタグラムで「先日シーズンを終えました」と報告した。

 2014年ソチ五輪で4位、2018年平昌五輪で銅メダルの25歳は、北京五輪前にはメダル有力候補として国内外問わず様々なメディアに掲載された。期待を背負い臨んだ彼女だが、4位とメダルまで一歩及ばずに終えた。

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 さらに追い打ちをかける出来事が混合団体戦で起きた。1本目の跳躍後にスーツ規定違反の失格を告げられたのだ。気力を奮い立たせ飛んだ2本目では、98.5メートルの跳躍を見せてチームの4位入賞に貢献するも、失意の底に沈み涙した。

 悲劇のヒロインとなった彼女は、およそ1か月の休養&調整を経てノルウェーのリレハンメル戦で復帰すると、いきなり優勝。そしてオスロでの一戦も制し、今季3勝を挙げた。現地時間3月13日の最終戦は7位と奮わなかったものの、最終ランキングは5位で締めている。そんな彼女は以下のようにSNSに綴った。
 
「結果としては皆さまの期待に応える事はできませんでした。ですが、皆さまの支えのおかげで最終戦の場に立つことができ、今まで以上に一試合の重みや競技の素晴らしさを感じることができました。沢山の温かいメッセージを下さり、サポートして頂きありがとうございました」

 歴代最多のW杯通算63勝を誇る日本のエースは、重圧のもと激動のシーズンを戦い抜いた。現段階では来季以降については明言を避けている。果たして彼女は、どの様な決断を下すだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】激動のシーズンを終えた高梨が綴ったSNSをチェック

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