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モータースポーツ

高評価のアルファタウリだがシーズン展望は分かれる!F1公式サイトは「中段争いのトップもあり得る」、英メディアは「中~下位」の位置づけに

THE DIGEST編集部

2022.03.16

アルファタウリに対する評価は高いが、他チームも順調に調整を続けているようだ。(C)Getty Images

アルファタウリに対する評価は高いが、他チームも順調に調整を続けているようだ。(C)Getty Images

 いよいよF1は今週末、バーレーン・グランプリを皮切りに、史上最多23レースの戦いに突入することとなる。

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 先月のスペイン・バルセロナ、そして先週のバーレーン・サクヒールで実施された合同テストでは、全10チームが精力的に走行を行ない、レースに向けて新型マシンの改良に取り組んだが、F1公式サイト『F1.com』は先週の最終テストにおける各チームの状況を伝えるとともに、新シーズンでの可能性についても言及している。

 アルファタウリは、ピエール・ガスリーと角田裕毅が合計で370周回(メルセデスに次いで2番目の多さ)を重ね、角田が全体の7番手となる1分33秒2というベストタイムを計測したが、公式サイトはこのイタリア・ファエンツァのチームについては「多くのラップを重ねており、信頼性にはあまり問題はない」と評した他、以下のように続けた。

「今のところチームは順調であり、ドライバーに関しても、ガスリーはパフォーマーとして年齢を重ねるとともに良くなっていることを証明しており、ツノダも自信を高めていると自ら語っており、新シーズンを迎える上で好調ぶりを示している。ライバルの幾つかが苦労している中、アルファタウリが中段争いのトップに立つ可能性もある」

 このように、かなりポジティブな評価・展望となっているが、一方で英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』はバーレーンでのテストにおける各チームのパフォーマンスをランク付けした記事において、アルファタウリに対しては8位という厳しめの評価を下している(バルセロナでは6位)。
 
 寸評では「よく整ったパッケージである」とポジティブに評しており、それでも下位評価になったのは他チームとの相対的なものであるということで、同メディアも「驚いている」と綴っている。車のポテンシャルについては、「燃料が多い状態ではあまり期待できないだろうが、ドライではパワフルで、必要とされる良いパフォーマンスを発揮するだろう」と、評した。

 また、ドライバーに対しては「ガスリーについては誰もが評価しており、またツノダは新シーズンを迎えるにあたり、活気を取り戻しているようだ。後者は昨季も速さを見せたが、アクシデントを起こす可能性が高かった。もし、これを改善することができれば、良い結果が期待できるだろう」と、こちらも明るい展望を示している。

 なお、全10チームのランキングは以下の通り。

1位:レッドブル
2位:ハース
3位:アルファロメオ
4位:フェラーリ
5位:マクラーレン
6位:アルピーヌ
7位:メルセデス
8位:アルファタウリ
9位:アストンマーティン
10位:ウィリアムズ

 さらに同メディアは、2度の合同テストなどから、ここまでの勢力構図を予想。4つのグループに分けて、トップグループにレッドブルとフェラーリ、第2グループにメルセデス、マクラーレン、アルファロメオ、第3グループにアルピーヌ、アルファタウリ、ハース、アストンマーティン、そして第4グループにウィリアムズと位置付けている。果たして、実際のグリッド、そしてレース結果はどうなるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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