専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
モータースポーツ

2年目を迎える角田裕毅について「今季も学習プロセスの一環」と語るトスト代表が懇願することとは?「ポイントを失うだけでは済まない」

THE DIGEST編集部

2022.03.17

昨年の1年間で精神的にも成長した角田。2年目の今季は結果を出す1年としたいところだ。(C)Getty Images

昨年の1年間で精神的にも成長した角田。2年目の今季は結果を出す1年としたいところだ。(C)Getty Images

 F1での2年目のシーズンを目前に控えたアルファタウリの角田裕毅。昨季の経験を活かし、今オフにも様々な改善を施し、勝負の1年に臨もうとしている。

【PHOTO】2022年シーズン始動!F1全チームの新車を一挙紹介!

 彼のルーキーイヤーを振り返ると、開幕前の合同テストでいきなり2番手タイムを計測し、開幕戦バーレーン・グランプリ決勝では多くの見せ場を作って9位入賞を飾り、その評価を一気に高めたが、続くイモラでの各セッションでスピンやクラッシュを繰り返すと、そこからは自信喪失に陥り、また無線での罵声などネガティブな点が話題になるなど、苦しい時期が長く続くこととなった。

 クラッシュの多さについては、力のあるところを見せようと気負いすぎ、不必要にスピードを上げてコーナーに突っ込んだことが原因だと自身でも告白しているが、この頃はフランツ・トスト代表からも「限界を越えている」との指摘を再三受けていたものである。

 この時期を振り返り、角田は自身について「コントロール不能だった」と語っているが、トスト代表はこれを否定し、「F1でのファーストシーズンを迎えたドライバーであれば誰もが経験するものである」と語っている(F1公式サイト『F1.com』より)。
 
「私は、ユウキが“暴走”しているのを見たことはない。彼に起こったことは、1年目としては正常なことだった。彼は幾つかのレースで素晴らしい結果を残し、開幕戦のバーレーンでは9位に入った。一方でイモラでは予選でクラッシュを喫するなど、浮き沈みのある1年だった」

「それは若いF1ドライバーにとっては普通のことだ。とりわけ、ピエール(・ガスリー)が良いパフォーマンスを発揮しただけに、ユウキの悪い部分が時々目立ってしまうことがあり、その点で彼は不運だったと言えるかもしれない」

「シーズンの終わり、彼はアブダビで4位だったことを憶えておく必要がある。これは彼にとって、素晴らしい結果だった。そして今季は、かなり競争力のあるユウキを見ることができると思う」
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号