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モータースポーツ

2年目を迎える角田裕毅について「今季も学習プロセスの一環」と語るトスト代表が懇願することとは?「ポイントを失うだけでは済まない」

THE DIGEST編集部

2022.03.17

 このように、角田が苦しみながらも正常かつ確実な歩みを見せたと強調するトスト代表は、また日本人ドライバーの2年目に明るい展望を示したが、同時にチームへの貢献を果たす必要があることも指摘している。

「彼は2年目を迎える。全てが順調にいくことはなく、今季も多少の浮き沈みがあるだろうが、それも正常なことであり、学習プロセスの一環だ。しかし、クラッシュをできるだけ抑えることを願っている。なぜなら、車を破壊すれば、ユウキ自身がポイントを失うだけでは済まないからだ。予算の上限が昨季よりも低く設定されている中で、今季は事故が多くなれば、完全に限界を越えてしまう。コスト面のことを考慮しなければならない。だから、我々のドライバーが事故に巻き込まれないことを願っている」
 
 ちなみに、動画配信サービス「Netflix」のF1ドライバーに焦点を当てた人気コンテンツ『Drive to Survive』で角田が特集され、その中でチームメイトのガスリーが「ユウキはミスが多すぎる。まるで、いつも全力でプッシュしているようだ。彼は正しいバランスを見つけようとしているのだと思う」「彼はすでに2台をクラッシュさせており、とても高くつくドライバーだ」と語っているという(英国の日刊紙『EXPRESS』より)。

 今年のバルセロナでの合同テストでは、ガスリーが3日目の午前にクラッシュしてテストを強制終了させたのに対し、角田は車にダメージを与えることなく全てのプログラムをしっかり消化しており、トスト代表からは「感銘を受けた」と評価もされているが、この部分でも今季は成長の跡を示すことができるか、要注目である。

構成●THE DIGEST編集部

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