現地時間３月23日にフランスのモンペリエで開幕を迎えるフィギュアスケートの世界選手権。文字通り世界の頂点を決める檜舞台だが、数多の実力派を有しているロシアは、自国軍によるウクライナ侵攻を受け、国際スケート連盟（ISU）から排除されている。

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　先の北京五輪では、団体戦で優勝したほか、女子シングルでは金と銀、アイスダンスは銀、ペアは銀＆銅とメダルを量産したロシア。それだけに今大会でも好パフォーマンスが期待されていたが、世界情勢からやむを得ず締め出される形となった。

　もっとも、ロシア国内からは反発の声が上がり続けており、フィギュア界の重鎮として知られるタチアナ・タラソワ氏は不満気な様子を見せている。
  　ロシアの日刊紙『Sport Express』が伝えるところによれば、タラソワ氏は「世界選手権は私たちのスケーターがいないと、エンターテインメント性が損なわれる」と指摘。それでも大会自体は気になるようで、「私たちはどの大会でもトップを争う存在。それでも興味があるから、世界選手権はやっぱり見る」と語っている。

　同イベントの代替としてロシア国内では、同時期に「チャンネル・ワン杯」（３月24～27日／サランスク）が開催される。果たして選手らは、どの様な演技を披露してくれるだろうか。世界選手権とともに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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