現地時間4月7日にオーガスタ・ナショナルGC(米国ジョージア州)で開幕するPGAツアー『マスターズ・トーナメント』。伝統のグリーンジャケットに袖を通すことを夢見た数多の男子プロゴルファーたちがこのメジャー大会に挑む。
今大会も着実に準備が整う一方で、小さくない話題となっているのが、過去3度同大会を制したフィル・ミケルソン(米国)の欠場だ。依然として会場に姿がないと不信感を抱く声が大きい。
今年2月、サウジアラビア政府資本の新リーグ構想(スーパーゴルフリーグ)へ賛同の意を示した51歳は、PGAツアーに関して「不快なくらい欲が深い」と批判。そして「PGAツアーの運営方法を変える、またとないチャンスだ」と言及していた。
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この発言が問題視され、スポンサーが次々と“天才レフティー”との契約を解除。窮地に立たされたミケルソンはついには謝罪をし、ツアー参加を自粛。今大会での復帰も囁かれたが、マスターズの会場に姿を見せなかった。
これまで同大会を盛り上げてきたベテランゴルファーが欠場するのは、1994年の出場以来初めてだ。それだけに米紙『New York Post』は、「フィル・ミケルソンのゴルフ界からの追放は、自らで課したものであろうとなかろうと、十分長い期間続いている」と訝しげに銘打った特集記事を掲載した。
「彼の年齢で4回目のグリーンジャケットを獲得する可能性は微妙なラインだ。それにも関わらず自らマスターズを欠場するのは理解できない」と記した同紙は、「PGAツアー側から出場停止処分を受けたのか、それともマスターズ側が来ないでと言ったのか」と疑問を投げかけた。
問題発言をしたゴルファーに対しての処分とも受け取れる状態だが、6日の記者会見でオーガスタ・ナショナルGCの会長を務めるフレット・リドリー氏は、「フィルを招待しなかったというわけではない」と否定。そのうえで、「彼は2月下旬から3月上旬あたりにメールで欠場すると知らせてきた」と説明した。
1月末の「ファーマーズインシュランス」以来ツアーを欠場するミケルソン。同紙は、「5月のサザンヒルズCC(全米プロ選手権)にいなければ、今週と同じくらい残念だ」と昨年最年長優勝を果たした大会での復帰に期待を寄せている。
これまで男子ゴルフ界を盛り上げてきたミケルソン。果たして彼はどんな気持ちで、マスターズを見届けるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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今大会も着実に準備が整う一方で、小さくない話題となっているのが、過去3度同大会を制したフィル・ミケルソン(米国)の欠場だ。依然として会場に姿がないと不信感を抱く声が大きい。
今年2月、サウジアラビア政府資本の新リーグ構想(スーパーゴルフリーグ)へ賛同の意を示した51歳は、PGAツアーに関して「不快なくらい欲が深い」と批判。そして「PGAツアーの運営方法を変える、またとないチャンスだ」と言及していた。
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これまで同大会を盛り上げてきたベテランゴルファーが欠場するのは、1994年の出場以来初めてだ。それだけに米紙『New York Post』は、「フィル・ミケルソンのゴルフ界からの追放は、自らで課したものであろうとなかろうと、十分長い期間続いている」と訝しげに銘打った特集記事を掲載した。
「彼の年齢で4回目のグリーンジャケットを獲得する可能性は微妙なラインだ。それにも関わらず自らマスターズを欠場するのは理解できない」と記した同紙は、「PGAツアー側から出場停止処分を受けたのか、それともマスターズ側が来ないでと言ったのか」と疑問を投げかけた。
問題発言をしたゴルファーに対しての処分とも受け取れる状態だが、6日の記者会見でオーガスタ・ナショナルGCの会長を務めるフレット・リドリー氏は、「フィルを招待しなかったというわけではない」と否定。そのうえで、「彼は2月下旬から3月上旬あたりにメールで欠場すると知らせてきた」と説明した。
1月末の「ファーマーズインシュランス」以来ツアーを欠場するミケルソン。同紙は、「5月のサザンヒルズCC(全米プロ選手権)にいなければ、今週と同じくらい残念だ」と昨年最年長優勝を果たした大会での復帰に期待を寄せている。
これまで男子ゴルフ界を盛り上げてきたミケルソン。果たして彼はどんな気持ちで、マスターズを見届けるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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