現地時間4月7日、オーガスタ・ナショナルGC(米国ジョージア州)にて米男子ゴルフのメジャー初戦『マスターズ』が幕を開けた。世界トップクラスの名ゴルファー90人によって、その頂点を争っている。
同大会の覇者である証グリーンジャケットに憧れる選手らが、それぞれの想いを胸にプレーを開始した。幸先の良いスタートを切れる者がいる一方、いつも以上に力が入り、実力が発揮できない選手がいるのも事実だ。初日、スタート直後から苦戦を強いられた一人が、"若き飛ばし屋"マシュー・ウルフ(米国)だ。
2019年にプロ転向後、3戦目の『3Mオープン』でPGAツアー初優勝と驚きのデビューを見せた。だがその後、メジャー優勝はおろか、ツアー優勝争いには絡むも2位フィニッシュが4度と、いずれも勝負どころで強さを発揮できずに敗れてきた。
初のビッグタイトルを目指した彼だが、1番でダブルボギーを叩くと、2番3番ともにボギーと、出だしの3ホールで4オーバーと大きく躓いた。立て直したい22歳だったが4番のティショットを右バンカーに入れてしまった。これには怒りが頂点に達した。なんと持っていたクラブに全体重を乗せ、真っ二つにへし折ったのだ。
このプロゴルファーらしからぬ行動に、多くのメディアは呆れた様子だ。米紙『New York Post』では、「4番でバンカーに入ったとき、ウルフはクラブに不満があることを知らせた」と綴り、9オーバー86位タイで終えた初日全体をとおして「彼にとって悪夢の開幕日となった」と悲観した。
同様に専門メディア『Golf Digest』では、「ウルフを侮辱するわけではないが、マスターズでの残酷なスタートとなった」と報じている。実は3週間前の『ザ・プレーヤーズ選手権』でも18番でアプローチショットでグリーンの右側に外した際に、怒りを隠しきれず、ウルフは持っていたクラブを池に投げ捨てている。
世界のゴルフ関係者に加え、ゴルフ愛好家など注目度が高い大会でのまさかの失態。汚名返上のためにも、紳士的なプレーで2日目を戦ってほしいものだ。
構成●THE DIGEST編集部
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同大会の覇者である証グリーンジャケットに憧れる選手らが、それぞれの想いを胸にプレーを開始した。幸先の良いスタートを切れる者がいる一方、いつも以上に力が入り、実力が発揮できない選手がいるのも事実だ。初日、スタート直後から苦戦を強いられた一人が、"若き飛ばし屋"マシュー・ウルフ(米国)だ。
2019年にプロ転向後、3戦目の『3Mオープン』でPGAツアー初優勝と驚きのデビューを見せた。だがその後、メジャー優勝はおろか、ツアー優勝争いには絡むも2位フィニッシュが4度と、いずれも勝負どころで強さを発揮できずに敗れてきた。
初のビッグタイトルを目指した彼だが、1番でダブルボギーを叩くと、2番3番ともにボギーと、出だしの3ホールで4オーバーと大きく躓いた。立て直したい22歳だったが4番のティショットを右バンカーに入れてしまった。これには怒りが頂点に達した。なんと持っていたクラブに全体重を乗せ、真っ二つにへし折ったのだ。
このプロゴルファーらしからぬ行動に、多くのメディアは呆れた様子だ。米紙『New York Post』では、「4番でバンカーに入ったとき、ウルフはクラブに不満があることを知らせた」と綴り、9オーバー86位タイで終えた初日全体をとおして「彼にとって悪夢の開幕日となった」と悲観した。
同様に専門メディア『Golf Digest』では、「ウルフを侮辱するわけではないが、マスターズでの残酷なスタートとなった」と報じている。実は3週間前の『ザ・プレーヤーズ選手権』でも18番でアプローチショットでグリーンの右側に外した際に、怒りを隠しきれず、ウルフは持っていたクラブを池に投げ捨てている。
世界のゴルフ関係者に加え、ゴルフ愛好家など注目度が高い大会でのまさかの失態。汚名返上のためにも、紳士的なプレーで2日目を戦ってほしいものだ。
構成●THE DIGEST編集部
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