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フィギュア

ウクライナ代表から“永久追放”された16歳。プルシェンコのロシア愛国投稿への「いいね!」が決定的な理由ではなかった

THE DIGEST編集部

2022.04.12

はたしてシャボトワ(写真)はいま、何処にいるのか。(C)Getty Images

はたしてシャボトワ(写真)はいま、何処にいるのか。(C)Getty Images

 現地3月16日、ウクライナ・フィギュアスケート連盟は同国代表チームのアナスタシア・シャボトワを“永久追放”すると発表した。
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 除外の理由は明かされていなかったが、ロシア・フィギュアスケート界の皇帝ことエフゲニー・プルシェンコ氏がSNS上でロシアへの愛国心を熱く語った動画に対して、シャボトワが「いいね!」を付けたことが決定打と考えられていた。しかし、およそ1か月が経過した現地4月11日、ウクライナのスポーツ大臣であるバディム・グツァイト氏がその真相を公表。ロシア・メディア『Sport Express』が伝えている。

 シャボトワはロシアとウクライナの二重国籍を持ち、スポーツ競技に関しては、2019年にロシアからウクライナに国籍を変更していた。北京五輪にもウクライナ代表として出場した16歳は、これまでも何かとその言動で物議をかもしてきた経緯がある。

 国籍変更前にはエテリ・トゥトベリーゼ氏率いる「サンボ70」の選手たちが、日常的にドーピングをしていると発言して大炎上。逃げるように母親の母国であるウクライナに新天地を求めた。かと思えば、北京五輪中にはカミラ・ワリエワのドーピング疑惑が大騒動に発展すると、報道陣の前でワリエワとROC(ロシア・オリンピック委員会)代表チームを支持するコメントを発して、大いに反感を買った。

 そして今回、グツァイト大臣が問題児の追放を決めた真意を説明した。コメントは次の通りだ。

「彼女(シャボトワ)はウクライナ代表として臨んだオリンピックで素晴らしいパフォーマンスを披露した。だが、問題はその後の振る舞いだ。こうした事態(ロシア軍のウクライナ侵攻)を受けても、彼女はロシアで住み続けると言って聞かなかった。だから、我々は彼女を代表チームから追い払った。それだけのことだ」

 さらにスポーツ相は「どこに暮らしていようとも、この軍事作戦に対して沈黙を守るということは、支持しているのに等しい行為だ。支持するのなら、そうした選手に代表チームで活躍する場など皆無である」と断じた。シャボトワが反戦のメッセージなどをいっさい発しなかった事実も、ウクライナ当局の態度を硬化させたようだ。
 

 そして、件の「いいね!」が押された。シャボトワはすぐさま取り消したが、あとの祭り。代表のチームメイトであるアナスタシア・アルヒポワとタイシア・スペシツセワが気づいて連盟に報告し、最終的にスポーツ相が永久追放を決めた。シャボトワは1週間後に控えた世界選手権のメンバーからも外されたわけだが、グツァイト大臣の言葉を熟慮すれば、やはりそれ以前から厳罰が下されていた可能性が高いだろうか。

 シャボトワの受け入れを申し出ていたプルシェンコ氏は4月8日、「彼女や彼女の両親と連絡が取れていないんだ」と話し、ロシア国内でも消息不明であることが明らかとなった。グツァイト大臣の話だとシャボトワ家はロシアに渡ったと考えられるが、スポーツメディア『Sport24』は「2月24日の時点でシャボトワはキエフにいると言っていた。グツァイトの説明は辻褄が合わない」と指摘。『Sport Express』は「シャボトワの両親がまだウクライナにいるようだ」と報じるなど、情報が錯そうしている。

 公式インスタグラムもおよそ3週間更新されていない。こうなると、シャボトワの所在が気になるところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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