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「あの愚か者が」サウナ使用で防衛戦中止のカシメロ。YouTubeでの“違反行為”発覚に対戦相手は怒り!

THE DIGEST編集部

2022.04.20

禁止されているサウナを使用していたことが発覚したカシメロ。22日に予定されていた試合は中止となった。(C)Getty Images

 現地時間4月19日、バンタム級王者のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が、英ボクシング評議会が定める医療ガイドラインに違反していたことが発覚。WBO(世界ボクシング機構)は、22日に予定していた同級1位ポール・バトラー(英国)との防衛戦を急遽取りやめることを発表した。

 お騒がせボクサーがまたも問題行動を起こした。すでに英国入りし調整を重ねていたカシメロだが減量が間に合わなかったようで、禁止されているサウナを使用する違反を犯したのだ。

 米ボクシング専門誌『The Ring』は、「WBOバンダム級のタイトルはく奪の危機に瀕している」と伝えたうえで、「イギリスに到着後2回の計量が行なわれ、3日間で10ポンド(約4.5キロ)の"驚異的な減量"を見せていた」と、この騒動について説明した。
 
 そして「サウナを使用した証拠は、カシメロ本人のYouTubeで、イギリスに到着後にサウナを使用して減量する様子が公開されていた。この動画は、現在は非公開設定になっている」と驚きの事実を記載した。

 2019年11月のゾラニ・テテ(南アフリカ)戦でタイトルを獲得後、これまで2度の防衛に成功しているカシメロ。昨年12月、バトラーとの指名試合を予定していたが、計量直前に胃腸炎となりキャンセル。そんな王者に対して現在WBOは、48時間以内に"理由提示"を求めている。

 またもカシメロにすっぽかされたバトラーは、「あの愚か者が…またやってくれたな」と自身のTwitterで怒りを表現している。この中止を受けバトラーは、同級4位ジョナス・スルタン(フィリピン)との暫定王座決定戦を戦う予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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