専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

18歳の米スプリンターが世界新まであと0.3秒の爆走!ポスト“ボルト”の登場に各国メディアは警戒「ライバルを震え上がらせた!」

THE DIGEST編集部

2022.05.03

東京五輪ではメダルまであと一歩の4位で終わったナイトンが、今季世界最速のタイムをマークしている。(C)Getty Images

東京五輪ではメダルまであと一歩の4位で終わったナイトンが、今季世界最速のタイムをマークしている。(C)Getty Images

 現地時間4月30日、米国カリフォルニア州で開催された陸上競技会で、18歳の新星エリヨン・ナイトン(米国)が200メートル19秒49(追い風1.4m)の世界歴代4位、自身が保持していたU20世界記録を更新する好走を見せた。

 高校時代はアメリカンフットボールで活躍したナイトン。昨年6月のオリンピック予選で19秒84をマークし、ウサイン・ボルトが持つU20世界記録を破ると、そのまま五輪代表に内定。米国の最年少スプリンターとして世界の強豪と渡り合い、初の五輪で4位入賞を果たしていた。

 そんな彼はオフに大きく成長したようだ。スタートの合図と共に勢いよく飛び出すと、5レーンをぐんぐん加速。コーナーを曲がりきる手前で先頭に立つと、後続を一気に突き放しフィニッシュ。世界新まであと0.3秒と迫る好タイムで、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)、ヨハン・ブレイク(ジャマイカ)、マイケル・ジョンソン(米国)に次ぐタイムをマークした。

【動画】「ライバルを震え上がらせた!」新星スプリンターの激走ぶりをチェック

 著しい成長を見せる18歳には世界のメディアも注目している。欧州衛星放送『Eurosport』は、「ボルトと同じく大きな体(ボルト195センチ、ナイトン191センチ)ながら、ナイトンは驚異的な成長曲線を誇る」と評した。世界記録19秒19を持つ人類最強のボルトでさえ18歳の頃は19秒93がベストとやや苦戦していたのだ。「19秒49はボルトよりも優れている」と驚きをもって伝えた同メディアは、「同い年のボルトより遥かに速い」と続けた。
 
 東京五輪100メートル銀メダリストであるフレッド・カーリー(米国)が、4月16日の競技会で今季最速となる19秒80をマークしたが、今回それを大きく上回ったナイトン。夏オレゴン州ユージンで開催される『世界選手権』に向けて、徐々にムードが高まるなか、伊メディア『OA Sport』は「夏のビッグイベントに向けて、ライバルを震え上がらせた」と警戒する。

 ポスト“ボルト”として世界的な注目を集めるスプリンター。走るたびに速くなる彼に今季は目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】東京五輪で更新なるか!? 陸上世界記録をメモリアルショットで振り返る!

【PHOTO】シュミット、ビロディド、劉霊玲、リパコワに大和なでしこたちも厳選! 東京五輪を彩った美女アスリートを一挙紹介!

【関連記事】「無礼すぎる」男子選手優先の中継に海外記者らが不満爆発!選手も同調「平等に報道するルールはないのかな?」【東京マラソン】
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    7月10日(木)発売!

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    2025年7月3日(木)発売!

    定価:890円 (税込)
  • smash

    6/20(金)発売!

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    6月27日(金)発売!

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    5月23日(金)発売!

    定価:1100円 (税込)