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松山英樹は「正直で率直だった」。まさかの失格にチーフレフェリーが言及。3W表面のペイントで規定違反に「不運な出来事」の声

THE DIGEST編集部

2022.06.03

前半9ホールを終えた時点で失格が告げられた松山には、大会関係者からも同情の声が挙がっている。(C)Getty Images

 日本のスターは、まさかの形で失格を余儀なくされた。

【画像】フェース面に白いペイント。松山使用の3番ウッドを捉えた実際の写真

 現地時間6月2日、米男子ゴルフツアー『メモリアル・トーナメント』が、米オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCにて開幕。2014年大会王者の松山英樹(LEXUS)は、使用していた3番ウッドに規定違反が判明し、初日のラウンド途中で失格という異例の事態となった。

 PGA公式サイトによると、フェース面に引かれていた白いペイントが、打球に影響する可能性があり、失格に至ったという。ネット上に投稿された3番ウッドの写真が大会関係者の目に留まり、前半9ホールを3オーバーで終えたところで正式に失格が伝えられた。
 
 この件について、チーフレフェリーを務めるスティーブ・リントール氏は、「クラブのフェース面にペイントをしてはいけない。アライメントのためにシャーピー(油性ペン)でマークするのは認められているが、今回はルールの範囲を超えていた」と失格理由を説明している。

 違反の対象となったクラブはこの日、出だし1番の1打目で使われており、失格が告げられた際の様子について、「とても正直で率直だった」とリントール氏は言及。「ヒデキにとって不運な出来事だったことは間違いないだろう」と同情のコメントを残した。

 なお、初日を終えて5アンダーの首位に並んでいるのが、今季2勝のキャメロン・スミス(オーストラリア)ら6人。日本勢は、松山が唯一の出場選手だった。

構成●THE DIGEST編集部

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