衝撃の“ミラクルフィニッシュ”にゴルフ界が沸いている。

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　現地時間４月10日、米男子メジャー初戦『マスターズ』（ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC）の最終ラウンドが行なわれ、９位から出たローリー・マキロイ（北アイルランド）は、１イーグル・６バーディの「64」をマーク。凄まじい追い上げで、通算７アンダー・２位フィニッシュとなった。

　この日、とりわけギャラリーの大歓声を引き出したのが、18番パー４でのプレーだ。２打目をグリーン横のバンカーに入れたマキロイは、そこから３打目を放つと、これがピンの右から吸い込まれるようにカップへ収まり、劇的なチップインバーディに。最高の締めくくりに、本人は思わずクラブを放り出し、感情を爆発させた。
　しかし、“ミラクル”はこれで終わらなかった。元世界１位のスーパープレーを同組で目の当たりにしたコリン・モリカワ（アメリカ）が、同じく３打目をグリーン横のバンカーから放つと、今度はこれが真っすぐカップに沈み、まさかの連続チップインに。これには、思わずマキロイも両手を挙げ、モリカワと喜びを分かち合った。

　このシーンは各方面で反響を集めており、スコットランド紙『The Scotsman』などに執筆するゴルフ専門ライターのマーティン・デンプスター氏は、「ローリー・マキロイがコリン・モリカワをどのように祝福したか見てほしい。実に素晴らしかった」と称賛を送っている。

　さらに、米メディア『The Daily Beast』のジャスティン・バラゴナ記者は、「18番で信じられないショットを決めたマキロイとモリカワが、お互いに応援し合っていたのは、見ていて本当にクールだった」と反応。観る者の度肝を抜くスーパープレーとともに、相手へのリスペクトを忘れないふたりの姿に感動の声が相次いだ。

構成●THE DIGEST編集部

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