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格闘技・プロレス

バレー男子「龍神NIPPON」の石川主将が感じるチームの変化。ブラン監督の初陣を前に「目標はファイナルラウンド進出」と決意表明!

北野正樹

2022.06.07

オンライン会見でネーションズリーグ初戦への意気込みを述べた石川。※写真は会見のスクリーンショット

オンライン会見でネーションズリーグ初戦への意気込みを述べた石川。※写真は会見のスクリーンショット

 バレーボール男子代表の「龍神NIPPON」の石川祐希主将(パワーバレー・ミラノ)が、フィリップ・ブラン監督の初陣となる6月8日午後6時(日本時間9日午前6時)から始まる「FIVBネーションズリーグ(VNL) 2022 予選ラウンド第1週ブラジル大会」のオランダ戦を前にオンラインによる記者会見に応じ、チーム内に芽生え始めたリーダーシップによるチームの変化とVNLに臨む意気込みを語った。

「ひとり一人がやるべきことをやっているので、不安要素がない中で戦えている。大崩れをしなくなったところが、一番強化された部分」。3日に行われた現地と結んだオンライン会見で、石川は現在のチーム状況について語った。
 
 振り返ったのは、前日に行われたブラジルとの親善試合。VNLの大会概要が発表された直後、フィリップ・ブラン監督が「選手が海外選手の高さや速さに慣れるいい機会になる」と、ブラジルチームに連絡を取り実現したゲームで、日本代表は第1セットを25-19で先取すると、第2セットを39-37で競り勝ち第3セットも25-23で退け、ストレート勝ちを収めた。

 石川は、この試合でチームの変化をこう感じたという。
「昨日、一緒に戦ってみて全員がリーダーシップを執ってチームを作っていこう、鼓舞していこうという意識を感じた。それぞれのポジションで自分の役割をしっかりと果たし、チームを鼓舞する声が切れることはなかった。そこを見て、今までと少し違うかなと感じた」

 さらに続けて、「今までなら、流れが悪くなった時やどこかが崩れた時には崩れることが多かったが、流れが悪くなってもひとり一人がリーダーシップを発揮して、1本で切ったり、多くても2本でサイドアウトを切ったりするゲーム展開になっていた。(ブラジルは)Bチームでしたが、3-0でしっかりと勝てたのは、勝負所でも全員がゴールに向け、集中して戦うことが出来たからだと思う」と石川。

「リーダーシップ」という言葉には、伏線があった。イタリアで7シーズン目を終えた石川が、5月11日のオンライン会見で「誰が出ても同じというチームを作るには、安定した力を出せるよう、リーダーシップを執れる選手が複数、必要。リーダーをもう1人、2人作りたい」と、代表チームに求めたのだった。

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