日本格闘技界にとっても興味深い一報が舞い込んだ。

　現地時間６月11日、英スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』のマイケル・ベンソン記者は、「フロイド・メイウェザーは月曜日にラスベガスで行なわれる記者会見で、次のエキシビションマッチに関する発表をする予定だ。彼は2018年にRIZINのエキシビションでテンシン・ナスカワをノックアウトしたが、ふたたび、RIZINで日本へ行くことになる」とすっぱ抜いたのだ。

　事実だとすれば、やはり驚きだ。元ボクシング5階級王者でもあるメイウェザーは、2015年に50戦無敗という圧倒的な戦績を残して一線級を退いた後も、稀代の天才ファイターは話題性に事欠かない。17年に総合格闘家であるコナー・マクレガー、そして昨年6月には人気YouTuberのローガン・ポールと対戦してきた。

　そのなかでベンソン記者の指摘した通り、45歳の猛者は日本でも活躍。2018年の大みそかに開催された「RIZIN.14」では、那須川天心と判定決着なしのボクシングルールで対戦し、終始余裕を見せつけながら、1回TKO勝ちを収めていた。
  　45歳となっても精力的に活動を続ける“金の猛者”は、先月22日にかつてのスパーリングパートナーで元ボクサーのドン・ムーア氏と、UAEでエキシビションマッチを行なったばかり。それだけに次の動きが注目されていた。

　無論、話題性に事欠かないスーパースターの動向は、複数の海外メディアでも伝えられている。スペイン紙『Marca』が「ミシガン生まれのファイターはRIZINのイベントのために日本で闘うことになる。彼は以前からマニー・パッキャオとの再戦が囁かれていたがどうなるか」とフィリピンの英雄とのマッチメイクに期待を込めれば、『talkSPORT』は次のように報じた。

「ムーアとの対戦をしたとき、メイウェザーはまだ力があることをリング上で証明した。すでに日本では、MMAファイターでありながら、人気YouTuberでもあるミクル・アサクラではないかという噂も流れている」

　はたして、メイウェザーはRIZINで誰と闘うのか。注目の記者会見は、現地時間６月13日午後７時（日本時間６月14日午前11時）に行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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