かつてのライバル陣営からも愛想を尽かされている。ボクシング元WBOバンタム級王者のジョンリエル・カシメロ(フィリピン)だ。
【動画】リング上の実力は言動に見合う? カシメロのKOシーンをチェック
昨年12月と今年4月に予定されていたポール・バトラー(英国)と王座戦を、いずれもドタキャンしたカシメロ。とりわけ2度目は英国内での規約違反(サウナを使用しての減量)を破るというお粗末さで、これによってWBO正規王座の資格が剥奪され、タイトル戦線からは大きく後退してしまっている。
そんな"ボクシング界の問題児"に「もう彼と戦う意味はない」と話しているのが、ノニト・ドネア(フィリピン)のトレーナーを務めていた父ノニト・ドネアSr.さんだ。現地時間6月16日、地元放送局『GMA Network』のJM・シアサット記者が、コメントの内容を記事内で取り上げた。
もともと両雄は昨年8月に対戦予定だった。だが、このときもカシメロが薬物検査に必要な情報の提出を5日も遅らせたためにドーピング疑惑が浮上。相手陣営に不信感を抱いたドネアが対戦を辞退していた。
それから10か月が経過した現在もドネアSr.さんは、対戦の可能性について「誰がそんなものに金を出すんだ?」と完全否定。さらに「彼が118ポンド(バンタム級)を作れると信じる人がまだいるのか?」と指摘すると、「彼は可能性を自分で潰したんだ」と断言した。
「ドバイでの一件(バトラー戦で1度目のドタキャン)を受け、王座は剥奪されると思っていた。再びチャンスが与えられても、やはり同じだったね」
すっかりボクシング界からの信用を失っているカシメロ。WBAスーパー&WBC&IBF世界同級統一王者の井上尚弥(大橋)に対しては、未だに「勝てるのは俺だけ」と挑発を続けているが、はたして今後どんなキャリアが待っているのだろうか――。
構成●THE DIGEST編集部
【井上尚弥PHOTO】23勝20KO無敗の最強王者!世界が恐れる"モンスター"の厳選ギャラリー
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【関連記事】カシメロは「魅力がない」と糾弾! 英誌が井上尚弥を"倒す可能性がある5人"を分析。「リスクを冒す価値がある」相手とは?
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昨年12月と今年4月に予定されていたポール・バトラー(英国)と王座戦を、いずれもドタキャンしたカシメロ。とりわけ2度目は英国内での規約違反(サウナを使用しての減量)を破るというお粗末さで、これによってWBO正規王座の資格が剥奪され、タイトル戦線からは大きく後退してしまっている。
そんな"ボクシング界の問題児"に「もう彼と戦う意味はない」と話しているのが、ノニト・ドネア(フィリピン)のトレーナーを務めていた父ノニト・ドネアSr.さんだ。現地時間6月16日、地元放送局『GMA Network』のJM・シアサット記者が、コメントの内容を記事内で取り上げた。
もともと両雄は昨年8月に対戦予定だった。だが、このときもカシメロが薬物検査に必要な情報の提出を5日も遅らせたためにドーピング疑惑が浮上。相手陣営に不信感を抱いたドネアが対戦を辞退していた。
それから10か月が経過した現在もドネアSr.さんは、対戦の可能性について「誰がそんなものに金を出すんだ?」と完全否定。さらに「彼が118ポンド(バンタム級)を作れると信じる人がまだいるのか?」と指摘すると、「彼は可能性を自分で潰したんだ」と断言した。
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