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「誤解を生む行為であると認識」フェンシング協会会長・武井壮が“助成金”申請見送りを説明「透明性の高い運用システムを」

THE DIGEST編集部

2022.07.05

フェンシング日本代表の合宿で起きた問題を受け、協会会長の武井氏がSNSで要点を説明した。(C)Getty Images

フェンシング日本代表の合宿で起きた問題を受け、協会会長の武井氏がSNSで要点を説明した。(C)Getty Images

 フェンシングのエペ日本代表が沖縄で行なった合宿で問題が浮き彫りになり、話題となっている。

 同代表が合宿という名目を立てながらレジャーに興じていたと週刊誌が報じ、世間に明るみとなった。この問題について、7月4日にフェンシング協会は関係者らに調査した結果を「週刊誌報道に関するお詫びとご報告(第2報)」と題したレポートを公式ホームページに掲載した。

 同協会で会長を務める武井壮氏は、同報告書のURLを自身のTwitterに添付したうえで、「フェンシング協会では、合宿の内容を指摘された後、即日調査を開始致しました。選手全員、コーチ全員へのヒアリング、施設への利用状況の確認、トレーニング内容の確認を行い、合宿の実施内容自体に関しては不適切な内容ではないと確認。助成金の申請をできるレベルの内容はこなしていると判断しましたが」と綴り出し、以下のように要点をまとめた。

「①コーチ、選手の家族が4人同伴しており、交通費食事など、全て自費での帯同でしたが、合宿用に予約したホテルの部屋に家族が同室してしまっていたことが発覚。

②また、男子選手と女性スタッフが同室した時間があることを確認、代表活動中として不適切だと判断し、厳重注意をしました。

③合宿の自由時間に行われたレクリエーションに関しては全て選手の自己負担で、公的な資金は一切使用されておりませんし、合宿中の選手のプライベートな時間の活動に関しては、協会、助成金などを予定、使用した事実はございません」
 
 そして「①、②は皆様の誤解を生む行為であると認識し、合宿の助成金申請に相応しくないと判断、今回は申請を見送りました」と説明した。

 今回の件を受けて武井氏は、最後に「当協会の合宿で私の理事就任前1年にも遡り、同様の不適切な内容が無かったかの調査を更に進めております」と報告し、「今後も皆様のご理解を賜れますよう、透明性の高い運用システムを構築して参ります」と締めた。

構成●THE DIGEST編集部
 

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