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格闘技・プロレス

新日本復帰のKUSHIDAが1本負け! 勝利の石森太二に後楽園のファンも拍手喝采「冗談じゃねぇ! IWGPジュニアは遠いぞ」

どら増田

2022.07.05

KUSHIDAから一本勝ちを収めた石森。その闘志に観客からも拍手が巻き起こった。(C)新日本プロレス

KUSHIDAから一本勝ちを収めた石森。その闘志に観客からも拍手が巻き起こった。(C)新日本プロレス

 7月4日、新日本プロレスは、『NEW JAPAN ROAD』東京・後楽園ホール大会を開催。メインイベントでは、棚橋弘至&KUSHIDAと、KENTA&石森太二がタッグマッチで対戦した。

 棚橋とKENTA、KUSHIDAとIWGPジュニアヘビー級チャンピオンの石森という二つの軸を持つこのタッグマッチは、序盤から緊張感溢れる攻防を展開された。

 IWGPジュニア王座への挑戦表明するKUSHIDAに対して、「査定してやる」と返した石森。タイトルマッチを「認めさせたい」前者と、「認めない」後者のスピード感満点の闘いはとりわけ見応えがあり、会場の雰囲気も高まった。

 終盤になり、KENTAが棚橋をバックステージに連行。リング上でKUSHIDAと一騎討ちになった石森がブラディークロスを仕掛ける。これは相手に蹴られて交わされるも、石森はラ・ミスティカ式のBone Lockをガッチリと極めてギブアップ勝ち。現チャンプが1本を取った。
 
 試合後に石森は「俺が勝ったぞー! KUSHIDA! 俺が査定してやるって言ったのにこのザマか? これでジュニア挑戦? 冗談じゃねぇよ! すぐ獲れると思って、オレの前に現れたんだろ? ナメんなコノヤロー! 一つだけ言っといてやるよ! IWGPジュニアのベルトは…遠いぞ!」と叫ぶと、観客からも意地を見せた石森を後押しする大拍手が巻き起こった。一方のKUSHIDAはバックステージに現れると、「しっかりしろ! もう一回、あのベルトを腰に巻きたいんだ」と自らを鼓舞するのが精いっぱいだった。

 新日本を離れ、アメリカの『WWE』に移ってから、ふたたび新日本に舞い戻ったKUSHIDA。だが、現時点では、新日本のジュニアを守って来た石森を支持しているファンが多いようだ。

◆新日本プロレス◆
『NEW JAPAN ROAD』
2022年7月4日
東京・後楽園ホール
観衆 536人
▼タッグマッチ(30分1本勝負)
棚橋弘至&●KUSHIDA(20分51秒 Bone Lock)KENTA&石森太二○

文●どら増田

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