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帯同キャディ問題で注意処分の大西葵が「私自身も冷静さを欠いてしまった」と謝罪。大江氏の言動には「本当に許せません」

THE DIGEST編集部

2022.07.25

「キャディの行動は選手である私の責任」と反省を記した大西。(C)Getty Images

 7月25日、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のトーナメント事業部は、6月のアース・モンダミンカップ競技中に大西葵と帯同キャディ大江順一氏との間で起きたトラブルの処分内容を発表した。

 同事業部は大西葵、大江氏の意見だけでなく、同伴競技者とその帯同キャディにもヒアリングを実施。その結果、両者に注意処分を下したのだ。これを受け大西葵は、「お詫びとご報告について」と自らのインスタグラムに題し、719字の長文を掲載した。(原文ママ)

「日本女子プロゴルフ協会から発表がありましたことをご報告させて頂きます。この度は、アース・モンダミンカップにおける私と帯同キャディの対応に関して、主催者であるアース製薬様をはじめ、同伴競技者および同キャディやファンの皆様に多大なご迷惑をお掛けしましたこと、お詫び申し上げます」と謝罪。

 続けて「同協会からは、注意処分を受けましたことを真摯に受け止め、今後は選手としての自覚を改めて持ち、二度とこのような事が起こらないように留意いたします」と反省した。そして「私の気持ちも少しお伝えさせていただきたく存じます」と切り返した大西は、以下のように言い分を述べた。
 
「今回、私はキャディの交代を申し出ました。理由といたしましては、キャディが同伴競技者、同キャディに対し大きな声を出したり、暴言を吐いたりしていたからです。私はその点を注意したのですが、その後も感情的になり、キャディとしての仕事をしなかった為、交代を申し出ました。私に対してだけならまだしも、他の選手やキャディに迷惑を掛け、同時に僅かでも怖い思いをさせてしまった事は、私としては、本当に許せませんでした」

「私たちプロゴルファーにとって、一つ一つの試合がとても大切であり、全力で優勝を目指すために、日々練習やトレーニングに励んでおります。それにも拘わらず、身勝手な行動や感情的な発言で大事な試合が台無しになるのは、同伴競技者だった選手に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたし、同時に悔しい思いがございました」

 それでも「私が起用したキャディです。キャディの行動は選手である私の責任です。同協会から注意を受けることは当然の結果でございますし、私自身も冷静さを欠いてしまった点もあったと、深く反省しております。この度は、ご迷惑をお掛けしてしまい誠に申し訳ございませんでした」と締めくくった。

 スポーツマンシップに違反するような言動がみられた一件。今一度、それぞれに求められていることを理解し、思いやりをもった行動を心掛けてほしいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

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