専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

「まだまだ足りない」“絶対女王”RENAが意地の勝利。フルマークの判定勝ちでトーナメント1回戦突破【RIZIN】

THE DIGEST編集部

2022.07.31

堂々たるパフォーマンスでグランプリを勝ち抜いたRENA。日本シュートボクシング界が誇る絶対女王が意地を見せつけた。写真:徳原隆元

堂々たるパフォーマンスでグランプリを勝ち抜いたRENA。日本シュートボクシング界が誇る絶対女王が意地を見せつけた。写真:徳原隆元

 日本の“ジョシカク”が誇る「ツヨカワクイーン」が真夏の勝負に競り勝った。

 7月31日にさいたまスーパーアリーナで行なわれた「RIZIN.37」で、RENA(シーザージム)とアナスタシア・スヴェッキスカ(ウクライナ)とRIZIN MMAルール(リミット49.0キロ、5分×3回)で対戦。冷静な試合運びを見せた前者が貫禄の白星を飾った。

 女子シュートボクシング界の“絶対女王”は、2度目のグランプリ参戦で「負けを恐れずにぶっ倒したい」と公言した通りにアグレッシブに仕掛けた。序盤こそスヴェッキスカの出方を伺うような素振りを見せたものの、次第にペースを掌握。リーチを利して寝技を仕掛けに来る相手に「上がっている」と力説したスピードを利して、冷静に対応していった。
 
 攻防戦のなかで着実にダメージを与えていったRENA。決定的なダメージこそ与えられなかったが、スヴェッキスカに疲労の色が出始めるなかで集中力を持続。最後はやや焦りを見せる相手に対し、懐に飛び込んでいき、流れを掴ませず。終始、クレバーな試合運びで3ラウンドを闘い終えた。

 結局、KO決着とはならなかったものの、フルマークの判定で試合を制したRENAは、試合後に「アナスタシアは強かったです。まだまだ優勝するには(実力が)足りない」とコメント。残りのトーナメントの様子を静観し、ライバルたちを勝ち上がりを見定める姿勢を見せた。

取材・文●羽澄凜太郎
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号