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ボツワナの19歳が9秒91でU-20世界新!ラストで余裕をかましての大記録に驚きの声「“ネクスト”ボルトだ」

THE DIGEST編集部

2022.08.03

ボツワナの新星テボゴが、余裕の走りで9秒91を叩き出した。(C)Getty Images

ボツワナの新星テボゴが、余裕の走りで9秒91を叩き出した。(C)Getty Images

“ネクスト”ボルトが出現した。

 現地時間8月2日、コロンビアで開催されている『U-20世界陸上競技選手権』の男子100メートでレツィレ・テボゴ(ボツワナ)が、9秒91(追い風0.8メートル)を記録。U-20世界記録を樹立した。

【動画】余裕の9秒91!ネクスト・ボルトの走りをチェック

 先月のオレゴン世界陸上では10秒17(向かい風0.1メートル)で準決勝を敗退していたテボゴ。今大会は、昨年のチャンピオンとして臨み、予選、準決勝と組1着で順当に決勝まで駒を進めていた。

 準決勝の約2時間後に迎えた大舞台。0.129秒と鋭い飛び出しを見せた19歳は、そのまま加速。すぐさまトップに躍り出ると、2位につけるブワジー・クルミー(ジャマイカ)を煽り立てるようにして、最後は流しながらフィニッシュした。
 
 余裕をかましながらも自身が持つU-20世界記録を0.03秒も更新。その驚異的な走りに世界中の記者が注目しており、米紙『USA Today』のタイラー・ドラゴン記者は、「ボツワナのレツィレ・テボゴは、ラスト20メートルで横のスプリンターに話しかけたが、それでも9秒91で走り切った!凄い!」と驚きをもって報じると、ガーナのジャーナリスト、ジョージ・アドJr氏は「スターが現れた」と目を丸くした。

 また世界陸連の公式ニュースでも「比類なきパフォーマンスは世界中の多くの人に“ネクスト”ウサイン・ボルト(ジャマイカ)を見ているように思わせたかもしれない」と伝えている。なお、同レースに出場した日本の柳田大輝(東洋大)は、10秒24で6位に終わった。

構成●THE DIGEST編集部

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