アジアを代表する猛者との“激闘”は大衆を熱狂させた。現地時間8月19日にタイのラジャダムナンスタジアムで行なわれたエキシビションマッチで、元K-1ワールドMAX王者ブアカーオ・パンチャメーク(タイ)に圧倒された三浦孝太(BRAVE)だ。
「全然相手にならなくて申し訳ない」
「思っていたよりも甘くなかった」
試合後のフラッシュインタビューで目に光るものを浮かべながら、そう漏らした20歳の言葉にあるように、ブアカーオとの実力差が明白に現れた試合だった。
KOなし、肘打ちなどのないキックボクシングルール3分×3回という特別ルールのもとで実施された試合で、三浦は為す術がなかった。終始、タイのレジェンド戦士の圧力を前に後手に回ると、最終3回には怒涛のラッシュを食らう。飛び膝蹴りでコーナーに追い込まれると、左右の拳、そして膝蹴りと間髪を入れずに被弾。この連打にレフェリーもたまらずにストップした。
ルールにより勝敗はつかないが、文字通りの完敗。それでも会場からは三浦に対する割れんばかりの歓声がこだました。日本人のレジェンドに対するチャレンジ精神が認められた結果だろう。
そんな観衆の反応とは裏腹に、多くの地元メディアの三浦への評価は、エキシビジョンながらシビアだ。
タイのニュースサイト『Thai News Online』が「日本の新進気鋭ファイターはブアカーオにキックボクシングが何たるかをレクチャーされた。ミウラはハッキリ言って足元にも及ばなかった」と断じれば、地元放送局『Nation TV』は、終盤の猛攻をふまえて、こう試合を描写した。
「3ラウンド目に入ると、ブアカーオは激しく攻め込んだ。そして、レフェリーが耐え切れずに試合を止めるほどに怒涛の攻撃をミウラに浴びせ、エキシビジョンとは思えないほどの迫力を見せた」
涙ながらに「僕は格闘技の実力は全然ない。この試合をきっかけに強くなる」と誓った三浦。“キングカズ”こと父親の知良からも「堂々としてろ」とアドバイスを受けている弱冠二十歳の新鋭は、その言葉通りに強さを手に入れられるのか。ここからの闘いが興味深い。
構成●THE DIGEST編集部
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「全然相手にならなくて申し訳ない」
「思っていたよりも甘くなかった」
試合後のフラッシュインタビューで目に光るものを浮かべながら、そう漏らした20歳の言葉にあるように、ブアカーオとの実力差が明白に現れた試合だった。
KOなし、肘打ちなどのないキックボクシングルール3分×3回という特別ルールのもとで実施された試合で、三浦は為す術がなかった。終始、タイのレジェンド戦士の圧力を前に後手に回ると、最終3回には怒涛のラッシュを食らう。飛び膝蹴りでコーナーに追い込まれると、左右の拳、そして膝蹴りと間髪を入れずに被弾。この連打にレフェリーもたまらずにストップした。
ルールにより勝敗はつかないが、文字通りの完敗。それでも会場からは三浦に対する割れんばかりの歓声がこだました。日本人のレジェンドに対するチャレンジ精神が認められた結果だろう。
そんな観衆の反応とは裏腹に、多くの地元メディアの三浦への評価は、エキシビジョンながらシビアだ。
タイのニュースサイト『Thai News Online』が「日本の新進気鋭ファイターはブアカーオにキックボクシングが何たるかをレクチャーされた。ミウラはハッキリ言って足元にも及ばなかった」と断じれば、地元放送局『Nation TV』は、終盤の猛攻をふまえて、こう試合を描写した。
「3ラウンド目に入ると、ブアカーオは激しく攻め込んだ。そして、レフェリーが耐え切れずに試合を止めるほどに怒涛の攻撃をミウラに浴びせ、エキシビジョンとは思えないほどの迫力を見せた」
涙ながらに「僕は格闘技の実力は全然ない。この試合をきっかけに強くなる」と誓った三浦。“キングカズ”こと父親の知良からも「堂々としてろ」とアドバイスを受けている弱冠二十歳の新鋭は、その言葉通りに強さを手に入れられるのか。ここからの闘いが興味深い。
構成●THE DIGEST編集部
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