モータースポーツ

角田裕毅、同僚ガスリーとの対決に自信! 専門メディアも「開花する時がやってきた」と後半戦に期待

THE DIGEST編集部

2022.08.24

週末のハンガリーGPに臨む角田。後半戦はどこまでポイントを稼げるのか楽しみだ。(C) Getty Images

 2022年F1世界選手権は今週末より、1か月のサマーブレイクを終えて後半戦に突入するが、各ドライバーはこの休息期間、様々な方法で英気を養ったようだ。アルファタウリの角田裕毅も、自身のSNSでオフ中の様子を写真や動画で公開したが、バカンスを満喫しながらも、その中でトレーニングも怠っていないことが窺える。
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 そんな角田は今季前半戦、車の性能や安定性の問題、数々の不運、そして自身のミスもあって多くのポイントを取り逃すことになったものの、一方で時折見せる速さや安定したドライビングなど、成長ぶりを感じさせる場面も少なくなかったことで、後半戦での飛躍を期待される。

 角田本人も手応えは掴んでいるようであり、英国のモータースポーツ専門誌『GP Racing』でのインタビューでは、チーム内対決に言及。昨季は大きく差をつけられるも、今季は予選、決勝ともに5対8と比較的拮抗した勝負を展開しているチームメイトのピエール・ガスリーについて、「今季は彼にだいぶ近づいているように感じています」と語り、以下のように続けている。

「僕の方が優れているとは言えませんが、僕も悪くはないとは感じています。今季ここまでを振り返って、起こったことを考えれば、おそらく僕が彼よりも多くのポイントを獲得していてもおかしくなかったはずです」

 ガスリーの獲得ポイント数が16(ドライバーズランキング13位)なのに対し、角田は11ポイント止まり(16位)となっているが、アゼルバイジャンGPではリアウイングのトラブルがなければ6位入賞は確実だったといわれており、カナダGP、イギリスGPでもポイントを積み重ねる可能性は十分にあった。

 後半戦でさらにチームメイトとの差を詰め、チームに多くのポイントをもたらすことで自身の価値を高めたい22歳の日本人ドライバーだが、海外メディアも彼に期待を寄せている。英国のF1専門サイト『planetf1』は、「2022F1後半戦で10の見たいもの」と題した記事の中で、角田の能力の"開花"を待ち望んでいる。
 
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専門メディアも評価の難しかった前半戦「角田自身が最大の敵となっている」と指摘